内容説明
流球弧北端の島、トカラ平島に、“ヒッピー”ナオ(著者)は漂着した。それから30年、島は母なる存在のように、出離したナオを、かわらず抱きとめる。かつて夢みた原初の島は、いま?その“成熟”と“喪失”の時間を記録する。
目次
三日おくれで光由に本をおくる
民宿たいら荘の落成祝い
ワタンジェの家つくりの加勢
臥蛇島沖への出漁
夜闇の散歩
貴子が早々と餞別をもって来てくれる
マエノハマに流れ寄るもの
イタチで学校を建てる
ウンドウジイの命日
「本を光由に送るちゃなあ」
桃太郎の翁たち〔ほか〕
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- 和書
- 色鉛筆のねこのぬり絵