目次
土というカミ
山に向かって
小さ愛さ
家族について
新しい自然神話
私は誰か
存在するものの知慧
ユウナの花
水というカミ
ついの栖
「出来事」というカミ
静かな心
びろう葉帽子の下で
回復する時間
日月燈明如来
著者等紹介
山尾三省[ヤマオサンセイ]
1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73年~74年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
45
詩人山尾三省さんの琉球大学における講演録。元版は2000年の刊行。講演は第一話の「アニミズムについて」から、最終の「新しい時代への道」まで5日間に及んだ。講演では著者の詩が折々に読み上げられ、宗教やカミのこと、沖縄や屋久島の自然、ソクラテス以前の哲学者たちの言行、宮沢賢治、小林一茶、時間の直進性と回帰性等々、多くのことが話題にされている。これは著者山尾さんの一代記であると同時に、一代を貫く祈りの書であると感じた。二十年の時を経て、著者の情熱が惰性に生きている私たちの心に、新しい時代を切り開けと呼びかける。2022/03/24
Go Extreme
1
土というカミ: アニミズムについて 歌の起源 神を求めて泣きなさい 山に向かって: まことの光 唯識哲学 聖老人 小さ愛さ: 「部族」 火を焚きなさい 生命地域主義 家族について: 流域の思想 個人的な願い 新しい自然神話: 生きることの意味 新しい自然神話 私は誰か 存在するものの知慧 ユウナの花 水というカミ ついの栖 「出来事」というカミ 静かな心 びろう葉帽子の下で 回帰する時間 日月燈明如来: 石になる、樹になる 海如来 日月燈明如来 新しい時代への道 講義で紹介された本や作品2022/01/22
白い雲。。
0
2000年発行の新装版。琉球大学での五日間の講演録。何かに追われるような日々から、自分と向き合う時間の大切さに気付く。このところ読書三昧で幸せだった。ヒントをたくさんいただけた。2024/08/19
こうへい
0
屋久島に行ってこの本を知ったが、もう一度屋久島に行って、ゆっくりと時間を過ごしたい。2023/04/28