出版社内容情報
突然あらわれたゆうれいはさやかのおじいちゃんだった。なぜかさやかから離れようとせず、学校にまでついてくる。ちょっとした応援で、リレーを優勝に導いてくれたのはいいのだけど・・・第19回福島正実記念SF童話賞大賞作品。 小学生中学年から
内容説明
ふと目がさめたら、階段の下のおばあちゃんの部屋から、明かりと話し声が…。こんな夜ふけに、おばあちゃんと話をしているあなたは、―だれ?「やめてよ。ついてこないで!」つぎの朝、さやかのことばをムシして、そいつは、学校までついてくる。だけど…、どうして…?そいつのすがたは、さやかにしか見えない。第19回福島正実記念SF童話賞大賞作品。小学校中学年向。
著者等紹介
服部千春[ハットリチハル]
1958年、京都府綾部市に生まれる。関西大学文学部卒業。多くの童話賞で入賞ののちに、2002年「グッバイ!グランパ」で第19回福島正実記念SF童話賞の大賞を受賞。「ごんたくれ」同人。サンケイリビング会員
鈴木修一[スズキシュウイチ]
1948年、新潟県に生まれる。東京デザインカレッジ(グラフィクデザイン)目黒ゼミ卒業。デザイン会社・広告代理店などに勤務ののち、1998年に独立、フリーのイラストレーターとなる。NDCデザイン賞、同イラスト賞、講談社読者が選ぶ広告賞、日本産業広告総合PR誌部門賞などの受賞歴をもつ
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
13
読友さんご紹介。タイトルと表紙からは、元気なグランパ(おじいちゃん)が亡くなる話かと思うが、実は、ずっと昔に亡くなったグランパが幽霊になって現れる話だった。さやかとおばあちゃんにだけ見えるケンさん。それはなぜ? ラスト近くでは目頭が熱くなった。読了後、裏表紙を見ると、ますます切なくなる。裏表紙は読んでから見てほしい。コミカルに楽しく読ませながら、胸に沁みる、いい作品だった。第19回福島正実記念SF童話賞大賞作品。福島正実さんって知らないのだけど、大賞受賞には納得(^^)2014/02/15
こどもふみちゃん
5
『第19回福島正実記念SF童話賞大賞作品』死んだおじいちゃんが幽霊になってやってきた。おじいちゃんの姿はさやかとお婆ちゃんにしか見えない。もうすぐ死ぬ人には幽霊が見えるらしい。え?一体どういう事? 感動のなみだぼろぼろ児童書。 もう一度いつか読みたい(*^_^*)5・6・7・8・9歳向け。お勧め本★★★★ 2014/01/26
ままとん
2
泣いた。2019/05/06
芦屋和音
0
第19回福島正実記念SF童話賞大賞作品。2012/08/06