内容説明
校則で「下着の色」は指定できるのか!?「学力向上のため」というお題目の前では、おかしな校則にも声を上げられず、自ら進んで従順に、隷従していく。子どもや保護者を追い詰める「学校教育」の呪いの正体を探る。
目次
序章
第1章 不登校
第2章 学力
第3章 障害
第4章 道徳
第5章 校則
終章 新たな学びのイメージを
著者等紹介
池田賢市[イケダケンイチ]
1962年東京都足立区生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得中退後、盛岡大学および中央学院大学での講師・助教授を経て、中央大学(文学部教育学専攻)教授。博士(教育学)。大学では、教育制度学、教育行政学などを担当。専門は、フランスにおける移民の子どもへの教育政策および障害児教育制度改革の検討。1993~94年、フランスの国立教育研究所(INRP、在パリ)に籍を置き、学校訪問などをしながら移民の子どもへの教育保障のあり方について調査・研究。共生や人権をキータームとして研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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無理ちゃん
3
学校=軍隊とずっと思ってきたが、歴史的な流れももちろんだけど、今も制度やカリキュラムの面からそうなってて当たり前だということを知った。 いかに自分が型にはめられてきたか、ということを思ったし、いまもはめられてる。システムにのっかってるからこんなに苦しいんだ。2021/06/08
ぶどう
0
教育とはなにか。 学びとはなにか。 どのような法律にもとづき今の義務教育や学校が成り立っているのか、歴史や社会情勢、政治などの影響の過程をのべつつ高い視点から書かれている。 教育にたずさわる人や子供がいる人だけでなく、教育を受けてきた人であれば考えさせられる部分が大いにあると思う。2023/02/03
あさつゆ
0
今の社会を前提にしてはダメなんだと思いました。 学校が、現在の競争社会、格差社会、差別を前提とするような社会を維持させるために存在しているようではダメで、子どもの生活や思いに真に寄り添い、子どもと共によりよい社会を作っていくという立場に教師は立たないといけないんだと改めて感じました。 今の学校現場で、子どもの権利条約を具現化するような教育活動をどうつくっていくか考えていきたいです。困難が多いのも事実です。 でも、できることから実践していきたいです。2021/08/31
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