内容説明
格差・貧困への人々の怒りが右傾化を生むのか?反EU、反移民、反イスラム…というヨーロッパに広がる負の感情の源泉は何か。一般的な調査からは見えてこない人々の本音をさぐる。
目次
第1章 ヨーロッパの排外的ナショナリズムをデータで見る
第2章 誰が排外的な政党を支持するのか
第3章 誰が文化的観点から移民を忌避するのか
第4章 欧州各国の違いを分析する―3パターンの排外的ナショナリズム
第5章 右翼支持者が好む反移民という建前―フランス国民戦線支持者のサーベイ実験
第6章 ナショナリストが煽る市民の排外感情―ラトビア選挙戦の効果検証
第7章 主流政党による排外主義の取り込み―ポーランドの右傾化と反EU言説
第8章 非経済的信念と排外主義
著者等紹介
中井遼[ナカイリョウ]
北九州市立大学法学部政策科学科准教授、博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、立教大学助教等を経て2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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