内容説明
本書に登場する「やきもの」は大半が遺跡から出土したもので、接着剤でつないだり欠けた部分を石膏で埋めたりした、つぎはぎだらけのものが多いはずです。それらは実際に当時の日常生活を支えた道具で、中世社会の“生の実態”を伝えているのです。
目次
序章 中世考古学とやきもの
第1章 中世やきものの世界(やきものといえば椀と皿;中世やきものを代表するすり鉢 ほか)
第2章 中世やきものづくり(中世やきものの分類;さまざまな窯 ほか)
第3章 列島に広がるやきもの(列島に広がるやきもの;津々浦々のやきもの ほか)
終章 中世社会とやきもの(やきものと儀礼;食文化とやきもの ほか)
著者等紹介
浅野晴樹[アサノハルキ]
1954年、岐阜県中津川市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業(考古学)。元埼玉県立さきたま史跡の博物館館長、元國學院大學兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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