内容説明
高度経済成長期の神奈川県横浜市。景観が変貌するほどの開発が進むなか、和島誠一氏や岡本勇氏、甘粕健氏ら、遺跡を保護し地域の歴史を明らかにしようと奮闘した研究者たちがいた。そうした先生・先輩の導きで考古学の道を歩んだ著者が、みずからの試行錯誤の考古学行路をたどりながら、社会的責任を果たそうとした先駆者たちの姿を描く自分史。
目次
序 学びのサトを訪ねる
第1章 考古学への旅立ち
第2章 本番の舞台に立つ
第3章 開発と考古学
第4章 破壊される遺跡、変貌する地域
跋 愛惜、消えゆくわが学びのサト
著者等紹介
田中義昭[タナカヨシアキ]
1935年、島根県益田市に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。博士(文学)。武蔵工業大学付属中学校・高等学校教諭、島根大学法文学部助教授を経て、1983年より同教授。1999年、退職。元島根県文化財保護審議会委員。現在、雲南市文化財保護審議会副会長、雲南市菅谷たたら山内保存整備審議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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