出版社内容情報
「どれほど簡単なことなのか。
希望がないと言うことは。
この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。」
??ファン・ジョンウン
国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か??。
韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、学者たちが、
セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、
内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。
〈傾いた船、降りられない乗客たち〉
「「理解」とは、他人の中に入っていって
その人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、
その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、
その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。」
??キム・エラン
「私たちは、生まれながらに傾いていなければならなかった国民だ。
傾いた船で生涯を過ごしてきた人間にとって、
この傾きは安定したものだった。」
??パク・ミンギュ
傾く春、私たちが見たもの…………キム・エラン
質問…………キム・ヘンスク
さあ、もう一度言ってくれ。テイレシアスよ…………キム・ヨンス
目の眩んだ者たちの国家…………パク・ミンギュ
私たちの憐れみは正午の影のように短く、私たちの羞恥心は真夜中の影のように長い…………チン・ウニョン
かろうじて、人間…………ファン・ジョンウン
誰が答えるのか?…………ぺ・ミョンフン
国家災難時代の民主的想像力…………ファン・ジョンヨン
じゃあ今度は何を歌おうか?…………キム・ホンジュン
永遠の災難状態:セウォル号以降の時間はない…………チョン・ギュチャン
精神分析的行為、その倫理的必然を生き抜かなければならない時間:抵抗の日常化のために…………キム・ソヨン
セウォル号の惨事から何を見て、何を聞くのか…………ホン・チョルギ
本を編んで…………シン・ヒョンチョル(季刊『文学トンネ』編集主幹)
キム・エラン[キム エラン]
著・文・その他
パク・ミンギュ[パク ミンギュ]
著・文・その他
ファン・ジョンウン[ファン ジョンウン]
著・文・その他
キム・ヨンス[キム ヨンス]
著・文・その他
矢島暁子[ヤジマアキコ]
翻訳
内容説明
国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か―。韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、学者たちが、セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。
目次
傾く春、私たちが見たもの(キム・エラン)
質問(キム・ヘンスク)
さあ、もう一度言ってくれ。テイレシアスよ(キム・ヨンス)
目の眩んだ者たちの国家(パク・ミンギュ)
私たちの憐れみは正午の影のように短く、私たちの羞恥心は真夜中の影のように長い(チン・ウニョン)
かろうじて、人間(ファン・ジョンウン)
誰が答えるのか?(ペ・ミョンフン)
国家災難時代の民主的想像力(ファン・ジョンヨン)
じゃあ今度は何を歌おうか?(キム・ホンジュン)
永遠の災難状態―セウォル号以降の時間はない(チョン・ギュチャン)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
アマニョッキ
ケイティ
秋 眉雄
めい