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出版社内容情報
内容説明
書店とはどういう空間なのか。書店員とはどういう仕事なのか―。真摯に本に向き合い、読者に向き合い続ける59人の店頭からの声。
目次
序 「書店員の仕事」とNR出版会
1 書店の店頭から 2009‐2010(等身大の街の書店として;書店現場の未来像を考える ほか)
2 書店員の仕事 第一期 2010‐2013(書店員へのエール;最近の本屋はつまらなくなった。 ほか)
3 書店員の仕事 第二期 2014‐2017(本を売る仕事は今も楽しい;書店員さんへのラブレター ほか)
4 東日本大震災特別篇 2011‐2017(震災特別編 被災地の本屋のみなさんに;震災特別編 私は「原発反対の棚」を続けます。 ほか)
結 みなさんとのやりとりを振り返って
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
26
【図書館本】書店員さんの機関誌のようなものをまとめた本。書店員さんの本を売ろう!いい本屋にしよう!と日々努力している模様や苦悩が描かれていた印象でした。震災で被災した書店の特集もあり、よく利用していた書店も載っていました。2017/06/07
緋莢
20
書店とはどういう空間なのか。書店員とはどういう仕事なのか――。ツワモノ読者と向き合い、ネット注文が主流になってもFAXでの注文を続けてしまう理由、最近の書店はつまらなくなったと嘆き、儲けが少ない、休みがほとんどない それでも書店の仕事を楽しいと思う・・・NR出版会が書店・図書館向けに発行している月刊「NR出版会新刊情報」の2009年10月号から2017年3月号にかけて掲載された記事をまとめた本。2017/08/12
ゆうゆう
10
大型書店、Amazonや電子書籍、紙の本自体が危ういと言われたが、私個人としては、そんな事はないと思った。今、この本を読んで、本を届けたい、棚作りに苦心して情熱を捧げる書店人が居ることを改めてわかった。本との出会いを作ってくれる町の本屋さんがあるから、これからも、飽きることなく、本を手にして自分の一生では、出会いきれない体験を文字で負うだろう。読んだ感想は、ありがとうという感謝とこれからもよろしく。わがままいえば、出来れば、もう少し営業時間のびるとうれしい、かな。2018/02/12
りぃ
4
何度も登場する(元)海文堂の平野さんのことが大好きになってしまった。 それはさておき、これほどまでに頑張っている人たちがたくさんいるのにも関わらず決して良くならない業界の状況はどうにかならないのだろうかと、悲しい気持ちになった。実際のところ、店員さんとお喋りしたいけど皆忙しそうだしなあ… でも、本をただ「商品」として扱って売るだけで、書店員と客の間に何も生まれないのであれば、アマゾンに客を奪われても何も言えない、と思う。2020/09/06
ちもず
3
なんとなく図書館で見つけた一冊。2009〜2017までのチェーン店から個人書店まで書店員たちの寄稿及びインタビューをまとめた本。働いた事がないと知る由も無い書店員さんのリアルが詰まっていた。本当、色んな本屋があるものだなぁと。海の本専門店、どこの本屋でも取り扱いの無い本を売るアングラな書店、裁判所の中の書店、離島に出張する書店、大学生協の書籍担当、台湾で和書を売る書店、アジアの本しか置かない書店、などなど。特に終章の震災関連の文章は苦労と温もりに涙が抑えられなかった。生の声は強い。2023/01/13