内容説明
名勝三方五湖の最奥、三方湖近くの鳥浜貝塚から、縄文時代の丸木舟や赤漆を塗った櫛、多彩な縄と編物、骨や角でつくった精巧な装飾品など有機質の遺物が豊富に出土した。その洗練された技術と色彩感覚は、縄文時代のイメージを一変させるのに大きな役割をはたしたのである。
目次
第1章 湖畔の縄文遺跡
第2章 鳥浜貝塚を掘る
第3章 鳥浜貝塚の時代と自然環境
第4章 鳥浜縄文ムラにせまる
第5章 鳥浜縄文人の世界
第6章 鳥浜貝塚を伝える
著者等紹介
田中祐二[タナカユウジ]
1974年、兵庫県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。現在、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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