シリーズ「遺跡を学ぶ」
鎌倉幕府草創の地―伊豆韮山の中世遺跡群

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787710420
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1021

内容説明

のどかな田園風景がひろがる伊豆半島の韮山。かつてこの地で、源頼朝の旗揚げ、北条早雲の堀越御所攻め、豊臣秀吉軍の韮山城包囲と数々の戦いがくりひろげられた。中世を通じて列島史につながる歴史の舞台であった韮山に残る中世遺跡をひとつずつたどっていく。

目次

第1章 鎌倉幕府草創の地
第2章 執権北条氏の館
第3章 北条氏祈りの寺
第4章 北条氏鎮魂の寺
第5章 堀越公方の館
第6章 北条早雲と韮山城

著者等紹介

池谷初恵[イケヤハツエ]
1960年、東京都生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。現在、伊豆の国市教育委員会文化財調査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

12
河津桜を見に伊豆へ行ったので途中で伊豆の国市へも立ち寄る。残念ながら今回は江川邸と北条氏館跡 ( https://twitter.com/bamboo4031/status/1510111425821573120 )だけで終わってしまったので、韮山城とか堀越公方の館(←「新九郎、奔る」の冒頭シーンに出てくる https://bookmeter.com/books/13091845 ) とかは、次回 のお楽しみ。2022/05/15

Jiemon

6
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で久々に韮山観光。反射炉以外は全く見どころがない所と思っていたけれど、北条氏のルーツを訪ね歩くと、あるはあるはそこら中見どころが一杯。守山中世史跡郡には、北条氏の館跡とゆかりの寺や神社。また、室町末期の堀越公方の館跡。その東には、源頼朝が配流されたという蛭ヶ島。さらに東の小高い山には北条早雲が関東進出の拠点にした韮山城。城の東には反射炉を作るのに尽力した代官・江川太郎左衛門の邸宅。 そんな訳で、復習も兼ねてこの本を手に取った。現地の看板や、パンフでも得られない情報満載で満足。2022/02/23

うしうし

3
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場した北条氏館に関する考古学の情報を確認するために再読。今から12年前の出版で、今はかなり情報が更新されているのだろう。願成就院跡の調査も興味深い。後の時代の殿堀越公方館などについては、読み飛ばしてしまった。2022/03/19

rbyawa

0
f136、伊豆半島の中ほどにある伊豆韮山は大雑把にかつて源頼朝が流された土地の近く、旗揚げの地で、その後は11代足利将軍に迎えられた堀川公方、さらに後に小田原北条氏の祖である北条早雲を輩出し、小田原へとその本拠地を移したあともこの地に留まり続けた、という土地らしいんですが、微妙にずれた屋敷や館跡の位置を見るとわりと前の時代のことは認識していたのかな、という気もしないでもないな。源頼朝以降特別な土地だったのかなぁ、箱根、富士山、小田原、鎌倉が近くにあって、ここが中心になることはなくても廃れたこともなさそう。2015/05/31

いたたん

0
中世韮山がいかに重要な地域であったかが発掘成果を通して鮮明に伝わった。旅行の目的地が一つ増えた。かの地が集中的に利用され続けた理由については水陸交通の便を挙げているが、周囲環境の整理および考古学的成果・考察も交えてもう少し踏み込んだ解説が欲しかった。2011/09/06

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