内容説明
岡山・鳥取の県境をなす中国山地で旧石器時代の遺跡がみつかった。なぜ尾根筋近くの高地で旧石器人は暮らしたのか。遺跡にのこる行動軌跡から、中国地方を東西南北に遊動し、あるときには東北地方から植民するなど活発に動いた旧石器人の行動と生活の姿を追究する。
目次
第1章 高原の旧石器人たち(なぜこんな高地に旧石器遺跡が;求めるのは生活の姿 ほか)
第2章 環状の集落に暮らす人びと(暮らしの証拠の数々;出土状況の謎 ほか)
第3章 遊動する人びと(石器製作の循環;遊動の軌跡を追う ほか)
第4章 植民する人びと(北からやってきた植民集団;植民集団の生活跡 ほか)
第5章 人類史のなかの旧石器人(道具づくりは人間づくり;社会はモノの姿を必要とする)
著者等紹介
稲田孝司[イナダタカシ]
1943年大阪府生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。岡山大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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