内容説明
いま日本社会学は、国内志向の、実証的・価値中立的な研究に閉じ込められようとしていないか。―私たちの思考と行動の「ナショナルな絆」を問い直し、ポスト・グローバル化時代の社会像を追求する社会学的思考、理論実践を提起する。
目次
序 社会と国家をめぐる問い―いま社会学が考えるべきこと
1 相互行為からの出発―現象学的社会学という視点
2 社会学理論を問い直す―理論・実証・実践、そしてアジア
3 近代の特性と近代批判の系譜―現代社会への現象学的視座
4 現代社会存立の発生論的基底―間主観性の社会学理論の前哨
5 身体・他者・暴力・国家―間主観性論の社会学理論的展開
6 越境する相互行為論―抵抗する精神の冒険
付録 M・ネイタンソンとの対話―シュッツと現象学者たち
著者等紹介
西原和久[ニシハラカズヒサ]
東京都生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科/文学部・社会学講座教授、博士(社会学)、日本社会学理論学会会長・東京社会学インスティチュート代表、ほか。専門分野は社会学理論・現象学的社会学・グローバル化とアジア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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