シリーズ「遺跡を学ぶ」<br> 東京下町に眠る戦国の城・葛西城

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シリーズ「遺跡を学ぶ」
東京下町に眠る戦国の城・葛西城

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787709370
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1021

内容説明

東京の下町、葛飾区青戸にかつて戦国の城があった。上杉氏によって築かれ、小田原北条氏が攻略し、長尾景虎(上杉謙信)の侵攻、北条の再奪取、秀吉の小田原攻めによる落城と幾多の攻防がくり広げられた。関東における戦乱の最前線となった葛西城の実態にせまる。

目次

第1章 東京下町の歴史を見直す(関東の玄関口;伝説から実証へ;葛西城の発見)
第2章 葛西城をめぐる攻防(関東の戦国時代のはじまり;小田原北条氏の侵攻;古河公方足利義氏の元服;落城、再攻略)
第3章 よみがえる葛西城(環状七号線道路というトレンチ;堀と本丸;穴のなかをのぞく)
第4章 戦国を物語る品々(泥んこ考古学;茶の湯と高級陶磁器;城内の暮らしぶり;一粒の種とかわらけ;「関東の将軍」御座の城)
第5章 葛西落城(秀吉の小田原攻め;家康の江戸入部と青戸御殿)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

14
このへん古墳もあるし、縄文海進が終わったあとは、ちゃんと人がすんでいた。家康の関東入府が画期だったと強調するため、江戸期以前はど田舎の湿地だった、、、という記述がことさら多くなったらしい(これだから文献は、、、) 一方、実際に掘ってみれば、室町末期〜戦国時代にかけて、ここが古河公方勢力と後北条の最前線だった時代の遺物がざくざくと出てくる。葛飾区郷土と天文の博物館には、ぜひ行かねばならない。2024/04/06

たくのみ

2
葛飾区の青戸にあった室町時代の城、葛西城。葛飾区郷土と天文の博物館に行ったときはじめてその存在を知りました。のぼうの城で話題の「忍城」や、国府台合戦、古河公方と扇谷上杉との確執、このあたりとの関係が見えてきて面白かった。2013/03/20

rbyawa

1
e235、このシリーズは発掘現場に特化しているので学説としてはまだ成立していないデータの段階で見れるのが逆に面白いんじゃないかと思うんですが、この葛西城なんてのも文献にはあったものの最近まで見付かってなかったよん、環状7号線の調査で見付かった部分が丸々環状7号線として有数の通行量を誇る、口惜しい、とか、葛西ってこの辺にしか地名がないけど「葛西様」ってなんか関係あるのかねぇ(小田原の谷の名前とか)、レベルで途中です、まとまりという点だといまいちなんですが出てくる説を疑う必要がないのでとても気楽に読めますww2014/08/23

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