内容説明
アジア各地に雄飛して南蛮貿易をすすめ、ヨーロッパ人を迎えキリスト教を手厚く遇し、みずからも洗礼を受けた北部九州の戦国大名・大友宗麟。室町幕府が潰えていくなか、豊後府内(現・大分市)につくりあげようとした“地域王国”の姿を発掘調査から明らかにする。
目次
第1章 Bungoと大友宗麟
第2章 町並みの発見
第3章 南蛮貿易を追う
第4章 キリシタン布教の面影
第5章 暮らしを垣間見る
第6章 戦国の地域王国
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
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f140、正直なところ大友宗麟という名前と九州北部という立地までは聞き覚えがあるものの、さて一体どこで聞いたのかが思い出せず、今の大分県、旧地名は豊後。この立地なので南蛮貿易が盛ん、キリシタン大名としても知られ、周辺の有力大名とも争いが耐えなかったという辺りなのかなぁ。うーん、自信ない。現地ではキリスト教の宗教道具であるメダイが出てきたり、これを実際に作っていた金属加工の痕跡があったり、当時は日本人女性が指輪をしていなかったはずなのに発掘されたり、とやっぱり周囲とは違う雰囲気。天草の乱にもつながったのか。2015/06/04
うしうし
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仕事で使うので再読。2015/01/24
おらひらお
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2009年初版。仕事関係で読んだ大友氏関連本1冊目。約10年前から始まった大友氏の中心拠点の発掘調査の成果からまとめられた本です。図版が多くて読みやすいですね。あと文献資料も比較的残っており、これから歴史の具体像が明らかにされそうです。2010/09/20