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内容説明
サンフランシスコ・ベイエリアに、国際結婚をした日本人女性を支援するためのNPO団体「ひまわり会」がある。その会員10人が、自身の生い立ち・渡米後の生活・家族・故郷への思いを語った。彼女たちのみずみずしくも飾らない言葉で紡がれた10篇の真実の物語がここにある。
目次
「欲張らないことが人生の収穫でした」つらいメイド時代、タクシーでの偶然の出会い―スクリムシャー仁子
「日本にいたら不満だらけの有閑マダムになっていたわね」アメリカ留学、農家の嫁、ビジネスウーマン―土屋和子
「娘たちともっともっと話したかった」わが子との言葉の壁、お姑さんとの絆―ジョネイ昭子
「絶対にアメリカ人に負けちゃいけない」人種差別、「教育ママ」だったあの頃―ドンゴン巳器乃
「私の後ろ姿が気に入ったんだって」日系二世とのお見合い、お嫁さんはフィリピン人―スダミツコ(仮名)
「もう少しの辛抱だって自分に言い聞かせてた」日系姑と小姑からの嫁いびり、ボロでもホームスイートホーム―ヤマグチテル(仮名)
「沖縄から逃げ出したかった」孤独な少女時代、母との和解、プレスクールでの保育の日々―ジアニーニケイコ(仮名)
「私の人生って、なんだかフワーッと過ぎちゃった」キッチンは子供たちのたまり場、ベトナム戦争、義母から教わった「おふくろの味」―クークラ京子
「うちの主人おとなしいから、こんなにたくましくなっちゃった」難病の息子、アルツハイマーの母の呼び寄せ介護―ビアード百合子エイミー
「日本よりずっと女性が活躍していました」大学院進学、離婚、アジア人初サンフランシスコ市衛生局副局長―本間玲子トゥルー
アメリカ日系社会と「ひまわり会」
著者等紹介
浅井正行[アサイマサユキ]
明星大学人文学部・福祉実践学科准教授。明星大学ボランティアセンターセンター長。1968年、東京生まれ。ハワイ大学大学院社会福祉学部博士課程修了。社会福祉学博士(Ph.D.)。神田外語大学外国語学部英米語学科卒業後に渡米。サンフランシスコ大学大学院修士課程でカウンセリング心理学を学び、卒業後は、国際結婚をした日本人女性のための支援団体・ひまわりの会のコーディネーターを務める。サンフランシスコ日米会およびオークランド湾東日系社会奉仕団理事、サンフランシスコ州立大学心理学部講師、東京都老人総合研究所研究員、日本高齢者虐待防止センター理事・専門電話相談員を歴任
浅井直子[アサイナオコ]
明星大学通信制大学院・教育学研究科教育学専攻・博士後期課程在学。1963年、広島県生まれ。東京都と神奈川県で育つ。立教女学院短期大学・幼児教育学科を卒業後、ワーナー・パイオニア(株)(現、ワーナーミュージック・ジャパン)に勤務。31歳で渡米。カリフォルニア州のサンフランスシスコ州立大学・人文学部社会学科を卒業。在米生活10年。その間、ハワイで2児を出産し、ハワイとサンフランシスコで子育てを経験する。2004年に帰国。明星大学通信制大学院・人文学研究科教育学専攻・博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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