内容説明
静岡県の西、浜名湖へ流れる河川を見下ろして屹立する巨大な岩群れが、古墳時代からの祭祀空間、天白磐座(てんぱくいわくら)遺跡。地域の古墳調査と地域王権の古代学的追究を交え、絶えず湧き流れる水に王権の永遠を重ねみた「井の国」の祭祀者の姿を解き明かす。
目次
第1章 天白磐座遺跡の発見(巨岩の群れ;古代祭祀の跡)
第2章 よみがえる古代地域王権(井伊谷古墳群の発見;地域首長墓の系譜 ほか)
第3章 天白磐座遺跡の発掘(磐座を認識した人びと;際立つ天白磐座の場 ほか)
第4章 磐座祭祀を読み解く(発掘成果からみたカミ祀り;「祭祀空間」を体感する ほか)
著者等紹介
辰巳和弘[タツミカズヒロ]
1946年大阪市生まれ。同志社大学大学院文学研究科修了。同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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