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内容説明
やらせ報道、偏向報道、犯罪報道における人権侵害―ジャーナリズムが問題を引き起こすたびに、「客観報道」はその要因の一つとして批判されたり、逆にジャーナリズムの理念として求められてきた。しかし、その意味するところは人によって千差万別で、合意ができているわけではない。本書は、「客観報道」という言説の変遷から、戦後日本のジャーナリズムを照射する。
目次
第1章 「客観報道」とは何か
第2章 ジャーナリズムの再生と「客観報道」―一九四〇年代後半から一九五〇年代
第3章 「客観報道」の成立―一九六〇年代から一九七〇年代
第4章 ジャーナリズムの危機と「客観報道」―一九八〇年代前半
第5章 客観報道論争
第6章 「客観報道」と日本のジャーナリズム研究
著者等紹介
中正樹[ナカマサキ]
1971年茨城県に生まれる。1997年早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。2000年武蔵大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年博士(社会学)(武蔵大学)取得。現在、千里金蘭大学人間社会学部講師。専攻はジャーナリズム論・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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