内容説明
web上に連載中の日記「ふらりふらり帖」に、初夏から晩秋にかけての鎌倉散歩レポート「海をめざして」、「乙女の切手道」、「わたしの蔵書票」など、5本のエッセイを書き下ろし。
目次
海をめざして
乙女の切手道
グラスに焦がれる
わたしの蔵書票
装画で本選び
ふらりふらり帖
著者等紹介
柳沢小実[ヤナギサワコノミ]
1975年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中から本作りを独習し、1997年に「Siesta!」を創刊。フリーペーパーや録りおろし音源収録のCD付きプチブックなど、各号形態を変えながら、現在一四号まで不定期で発行。その他、雑誌へのコラムやエッセイの執筆、コピーライティング、インテリアコーディネートなどを手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
17
鎌倉は私も友人やわいわい仲間たちや当時の恋人と訪れた思い出の場所なので懐かしい。原美は私も好きで通った場所(レストランもオシャレ♡)「日当たりのよい窓辺でぽかぽか太陽に当たりながらお昼は何にしましょ♪」このまったりとした時間が好き。また「普通だけど綺麗」誰でも気づける美しさではなく、見過ごしてしまいそうな隠れた美に注目できる柳沢さん、素敵です。乙女でカフェ好きで意外と夜型⁉︎ 雰囲気は20代らしかったので私もその当時に読みたかったです。2017/05/03
らじこ
15
先日手に取った著者の本がとても素敵だったのでこちらも読了。おでかけをテーマにコラム形式の小さな記事が並ぶ。著者のくらしを覗き見つつ、わくわくと好き!が詰まった一冊。刺激を受けて、思わず自分もこういう記事が書いてみたいと思ってしまう。特に前半に語られる鎌倉の話は、かつて住んでいた横浜を思い出しノスタルジックな気分に。鎌倉はまだ行ったことがないのでいつか行ってみたいところだ。どうやら江ノ島も近いようなので、1日使って江ノ島にももう一度行きたい。2019/11/30
meg
4
鎌倉、本、音楽。乙女、大爆発。気になるもの:東洋佐々木ガラス「リオート」(手吹きガラスに近い質感のものを機械生産で、というコンセプトで作られたグラス。)飲み物もヨーグルトも何でもかんでも強化ガラスのガッシリしたグラスにぶっ込んでしまう我が家、そろそろちゃんとした(?)食器を使いたい。2023/09/22
hasemi
3
「毎日はパッチワークのようなもの」はじめのページで著者がそう書いているけれど、確かにその通りだと思います。いい事や楽しい事ばかりでなく、時には嫌な事もあるし落ち込んだりもする。けれど、だからこそ気付く幸せな時間があると思います。著者のそんな姿勢がエッセイから感じられ、毎日を自分なりに楽しんだり、毎日の中で楽しみを見つけたりする。他人からすれば些細な幸せかもしれないけれど、自分が感じる幸せを一つ、また一つと集められたら素敵だなとふと感じた本でした。(2005.4.1)2012/01/08
平坂裕子
2
29歳の頃の柳沢さん。まだまだ 若々しく、これからいろいろな事に夢膨らませている姿が初々しい 好きな場所で、好きなものを見ながら時を過ごす贅沢さは、きっといくつになっても大切にしていきたいなぁー やっぱり柳沢さん好きだわ2020/08/08