内容説明
確かな学問的事実と、体胆な問題提起によって語る、縄文時代の社会と文化像。発掘・研究の第一線で活躍する執筆陣が、発掘の経過と成果をわかりやすく解説し、縄文人の暮らしを多面的に描き出す。
目次
1 縄文人の国際関係―コスモポリタン「縄文人」
2 縄文人の環境問題―貝類の情報と縄文時代の自然環境
3 縄文人の生活技術―縄文文化の成立と技術革新
4 縄文人の食料事情―縄文人は何を食べていたか
5 縄文人の資源獲得―遙かなる黒耀石の山やま
6 縄文人の集落関係―縄文集落を解析する
7 縄文人の社会交流―ケとハレの社会交流
8 縄文人の生と死―北村縄文人の墓と社会
9 縄文人の心性―縄文土器の図像学
10 縄文人と現代―縄文時代論のもう一つの視角
追補 縄文時代研究への理念
著者等紹介
戸沢充則[トザワミツノリ]
1932年生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。明治大学文学部長、明治大学考古学博物館館長、明治大学学長を歴任。現在、明治大学文学部教授。文学博士
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