内容説明
再布教期を彩ったド・ロ神父の木版画。“信徒発見”の奇跡を経て、来日したフランス人神父が遺した宗教画500年のルーツ(ヨーロッパ~中国~日本)をたどり、日本の風俗に即して宣教するための視覚的ツールがもたらした東西の融合を東アジアから読み解く“ビジュアル言語”論集。
目次
第1章 ド・ロ版画の前奏曲―石版印刷から彩色木版画へ
第2章 ド・ロ版画のルーツ―コンスタンツから上海~長崎へ
第3章 ヴァスール原画とド・ロ版画との比較
第4章 ド・ロ版画にみる日本イメージの受容と展開
第5章 ド・ロ版画と関連資料の収蔵状況
第6章 近代日本語文学の先駆者―プティジャン司教とド・ロ神父
著者等紹介
郭南燕[カクナンエン]
1962年中国上海生まれ。日本語文学者、博士(人文科学)。1993~2017年オタゴ大学と国際日本文化研究センターに勤務(准教授)。研究分野は日本近代文学、宣教師の日本語文学と中国語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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