内容説明
天から降ったか地から湧いたか、人生波瀾の俳優・六角精児の父親とは、米寿を迎えるに当り、まぎれなき回想録。
目次
第1章 遠くからの呼び声(遠くからの呼び声(序に代えて)
賭けとか、運とか
隅田川の船旅
ぼくの歴史
寄る浜音は遠き古えのこと―父の日誌より
江井ケ島の冬夕焼
相棒展にて)
第2章 山谷憧憬(冬の街―初めての山谷;山谷秘密日誌―労働者需要の時代;「山谷綺談」嗤い人形―この話は信じて貰えなくてもよい;山谷の小さな終戦史―同胞相食む;山谷文化の消滅―懐かしい時代の山谷;淋しき週末の詩―山谷とは何であったか;山谷指圧日誌)
第3章 戦記集(陸軍・皇道派の夢;賭けの神様、最後の賭けに勝つ―山本五十六元帥の死;玉砕とは何であったか―沖縄玉砕戦の語るもの;奥田長三君の徴兵義務―人に語れない国民總特攻の恐怖;昆明偽装作戦―撃てよ!!昆明)
著者等紹介
山地悠一郎[ヤマジユウイチロウ]
昭和2年(1927)大阪に生まれる。「南朝史」「戦中戦後史」の闇の部分解明者として著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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