内容説明
あなたのそばに、きっと、なみだどろぼうがいます。ほんとうに悲しくてなみだをながすとき、なみだとともに、悲しみもぬぐいとってくれます。想像性を育む絵本。
著者等紹介
ダフィ，キャロル・アン［ダフィ，キャロルアン］［Ｄｕｆｆｙ，Ｃａｒｏｌ Ａｎｎ］
イギリス国王が任命する詩人。３４１年間の英国史上、女性としてはじめて、この桂冠詩人に選ばれた。ケイト・グリーナウェイ賞受賞作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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けんちゃん
19
読友さんのご紹介本。不思議なおはなしです。なみだを集めて月に運ぶなみだどろぼう。流れた涙の状況によって色が変わるとか、月に運ぶと光に変わるとか、たしかに詩的な感じがします。イラストもふわっとした柔らかさと優しさがすてきです。それだけに、内容が「どろぼう」であり、訳文にも「もぎとる」「ちょろまかす」といった言葉が使われているのがミスマッチな感じで、なんとなく気持ちよく読めない作品でした。2012/02/13
円舞曲
17
なみだどろぼうは、月の精？静かな月夜にまったりと読みたいな。2012/03/02
どあら
16
図書館で借りて読了。絵の綺麗さに惹かれて借りました。2017/12/29
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
なみだどろぼうの姿は白い髪の毛をつんつんにとがらせ、大きな灰色の目をし、ハンカチーフ・ドレスを着て、足音のしない絹の靴を履いています。その姿がとても幻想的。子どもたちの涙は、泣いた理由で色が違うそうです。なみだどろぼうの姿は、たまたま通った時に水たまりをのぞいたひとだけが見れるそう。その夜街角の街頭の下に立って泣いている女の子と出会い…。文を書かれたキャロル・アン・ダフィさんは、ケイト・グリーナウェイ賞受賞、2009年にはイギリスで女性初の桂冠詩人に任命されたそうです。2021/11/08
ゆう
12
神秘的で透明感のあるおはなし。月の光がこどもたちのなみだでできているなんてロマンチックでもあり。著者は桂冠詩人であるそうなので、原文でも読んでみたい。2014/02/24
