岩波新書<br> 中国のフロンティア―揺れ動く境界から考える

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岩波新書
中国のフロンティア―揺れ動く境界から考える

  • 川島 真【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 岩波書店(2017/03発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316527
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「大国」として急速に台頭し、活動をグローバルに拡大させている中国。その存在が浸透している最前線では何が起き、それがどのように語られているのか。膨らむ中国はどこへ向かおうとしているのか。アフリカや東南アジア、金門島など「中国のフロンティア」を訪ね歩いた気鋭の研究者が、それぞれの現場から「中国」を見つめなおす。

内容説明

大国として台頭し、活動をグローバルに拡大させている中国。その存在が浸透しているフロンティアでは何が起き、それがどのように語られているのか。ザンビアやマラウイなどのアフリカ諸国、中国と隣接する東南アジア、台湾と中国の狭間に位置する金門島などを訪ね歩いた研究者が、現地の目線で「ふくらむ中国」を見つめ直す。

目次

フロンティアから中国を考える
第1部 アフリカの中国人、中国のアフリカ人(アフリカの「保定村」物語―中国人農業移民;広州のアフリカ人街―中国に進出するアフリカ商人とその苦衷;雑誌『非洲』の世界―中国の“公共外交”)
第2部 マラウイはなぜ中国を選んだのか(マラウイと中国の国交正常化;マラウイと台湾の断交)
第3部 溢れ出す中国―周辺外交の舞台(中国・ASEAN南寧博覧会参観記;二一世紀の援蒋ルート―雲南・ミャンマー国境;東チモールから見る中国―マカオ・フォーラムと葡語スクール)
第4部 中華圏の内なるフロンティア―金門島から見る(金門島の経験した近代;金門アイデンティティを求めて)
運動体としての中国をとらまえること

著者等紹介

川島真[カワシマシン]
1968年神奈川県横浜市生まれ。1997年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授(国際関係史)。専攻は中国近現代史、アジア政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

27
専門は中国近代外交史で、先に取り上げた『決定版 日中戦争』の共著者が、東大出版の雑誌に連載していた記事をまとめたもの。いわゆる境界学的な内容で、著者が北海道大学に奉職しているのと関係があるのかも知れない。ここで取り上げられるエピソードは、アフリカのマラウィや太平洋の東チモールに、あるいは雲南とミャンマーの境界域における中国の動きで、それこそ単なる「経済侵略」「新植民地主義」では片付けられない微妙で多様な姿が描かれている。面白い。また金門島のケースは、その中国と台湾の接点を描写。好奇心をかき立てられる本だ。2018/12/01

BLACK無糖好き

17
中国外交史研究者である著者が2008-13年にかけて、ザンビア、マラウイなどのアフリカ諸国、ベトナムやミャンマーやそれらとの国境地域などを訪れ、グローバル化に伴う中国の世界進出の現場の状況をつぶさに実地検証した記録。現地では多様な側面がある事は見て取れるが、中国の対外援助は、先進国にありがちな人権や民主化などの面で交換条件をつけず、迅速に進める性質のもので、これらがアフリカなどで歓迎される点は、中国の影響力が増す事で世界秩序の不安定化が懸念される面も伺える。◆金門島の歴史にまつわる部分は読み応えあり。2017/05/25

なにょう

14
これは紀行なのか経済書なのか歴史書なのかなんなのか。なんとも半端で、うんうん頑張って読んだ。★中国といわゆる第三世界の関係、例えば金門島の実態がテーマとみた。金門島、今この瞬間、台湾のはずれ、浙江省の隣の金門島のことを考えよる人なんか、この日本におるんか?(それが案外いるんだよな。)★「隙間」先進国の利権が浸透ない所、イデオロギーなんかでヤバめな所を狙って中国は浸透していく。忘れられた人々にコミットしていくのは、なんだかトランプ氏を連想する。2020/03/27

ののまる

12
広州のアフリカ人街!!2017/06/30

かんがく

10
リーマンショック後から、習近平政権誕生までの中国の「境界」を扱う。一帯一路を立ち上げたばかりの頃なので少し古いが、各章でアフリカ、東南アジア、金門島と中国の関係をルポ的に扱っており、とても興味深い。特に金門島の存在については全く知らなかったので面白く読んだ。2020/10/03

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