出版社内容情報
「大国」として急速に台頭し、活動をグローバルに拡大させている中国。その存在が浸透している最前線では何が起き、それがどのように語られているのか。膨らむ中国はどこへ向かおうとしているのか。アフリカや東南アジア、金門島など「中国のフロンティア」を訪ね歩いた気鋭の研究者が、それぞれの現場から「中国」を見つめなおす。
内容説明
大国として台頭し、活動をグローバルに拡大させている中国。その存在が浸透しているフロンティアでは何が起き、それがどのように語られているのか。ザンビアやマラウイなどのアフリカ諸国、中国と隣接する東南アジア、台湾と中国の狭間に位置する金門島などを訪ね歩いた研究者が、現地の目線で「ふくらむ中国」を見つめ直す。
目次
フロンティアから中国を考える
第1部 アフリカの中国人、中国のアフリカ人(アフリカの「保定村」物語―中国人農業移民;広州のアフリカ人街―中国に進出するアフリカ商人とその苦衷;雑誌『非洲』の世界―中国の“公共外交”)
第2部 マラウイはなぜ中国を選んだのか(マラウイと中国の国交正常化;マラウイと台湾の断交)
第3部 溢れ出す中国―周辺外交の舞台(中国・ASEAN南寧博覧会参観記;二一世紀の援蒋ルート―雲南・ミャンマー国境;東チモールから見る中国―マカオ・フォーラムと葡語スクール)
第4部 中華圏の内なるフロンティア―金門島から見る(金門島の経験した近代;金門アイデンティティを求めて)
運動体としての中国をとらまえること
著者等紹介
川島真[カワシマシン]
1968年神奈川県横浜市生まれ。1997年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授(国際関係史)。専攻は中国近現代史、アジア政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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