著者等紹介
山田洋次[ヤマダヨウジ]
映画監督。1931年、大阪に生まれる。幼少時を中国東北部(旧満州)で過ごし、1947年に日本に引き揚げる。1955年、松竹大船撮影所に入社。以後、2000年にこの撮影所が歴史を閉じるその年まで、この場所で映画を製作する。主な作品として『男はつらいよ』シリーズの他、『馬鹿まるだし』『家族』『故郷』『幸福の黄色いハンカチ』『息子』『学校』シリーズ、藤沢周平原作の時代劇『たそがれ清兵衛』(2002年、真田広之主演、第七六回米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)『隠し剣鬼の爪』(2004年、永瀬正敏主演)『武士の一分』(2006年、木村拓哉主演)『母(かあ)べえ』(2008年、吉永小百合主演)など
鈴木靖将[スズキヤスマサ]
日本画家、創画会会友。1944年、滋賀県大津市に生まれる。万葉集をモチーフに絵を描き続けている。全国の万葉ゆかりの地を訪ねて万葉画展を開催。万葉のルーツを訪ねて、韓国各地、中国各地で万葉画展開催。フランス・パリ(ユネスコ本部)、アメリカ・ニューヨーク(国連本部)、シカゴ、サンフランシスコ、ハワイ、ドイツ・ヴュルツブルグ、ミュンヘン、アフリカ・セネガル等で万葉画展開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
35
インパクトのある絵。面白かったです。中学年・高学年の読み聞かせにいいと思います。2013/11/04
Cinejazz
18
映画監督の山田洋次さん作の落語絵本。〝人間の体でどこが一番大切かといいますと、人によっては色々でしょうが、まあ何と言っても、この目でしょうな・・・。目は人間の心の窓、目を見りゃ、だいたいその人間の心が読めてしまう。そんな大事な目、そうその「めだま」のお話しでございます〟・・・日本橋べっこう屋の主人<近江屋源兵衛>さんは、一代で財を成した苦労人。目ん玉をギョロギョロさせて、奉公人たちを一日中厳しく監督しておったが、病の床での死に際に「わしは、まだまだ死ねん❢...どんな姿でもいいから、この私を↓2025/01/02
ヒラP@ehon.gohon
15
なかなかに斬新でシュールな落語ネタではあります。 どけちな源兵衛さん、死んでも目が届く所で、目を光らせたいようです。 文章の遊び心も冴えていて、絵本としてはちょっと度を過ぎたきらいもありますが、寄席で演じるには不気味(?)。 山田洋次さんの知らない一面を知りました。2019/01/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
山田洋次監督、落語を書かれていたんですね。ケチな近江屋源兵衛さん(ケチ兵衛)が死んでもケチなおはなし。目は心の窓、昔の人はいいこと言いますねぇ。 『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介(71/145)2019/03/14
舟江
13
映画監督の山田洋次さんの絵本。内容は落語の話だった。最後のオチも良かった。映画監督にしておくのはもったいない。hahaha...2020/02/02