内容説明
すみかの森が消えていく!りはつなエリックは、長老のアオサギに相談し、家族は新しい森を求めて旅に出ます。自然を生きぬく、たくましい動物の物語。豊かな心、科学する心をはぐくむ動物絵本。
著者等紹介
イーガン,ビッキー[イーガン,ビッキー][Egan,Vicky]
子ども向けの絵本やイラストいり読みものの分野で、企画、執筆、編集の仕事をしている。この仕事を20年以上にわたってつづけながら、子どもたちにわかりやすく興味をいだかせるように「ことば」を選び、さらに、絵本の魅力を高めることに、つとめている
ルカ,ダニエラ・デ[ルカ,ダニエラデ][Luca,Daniela De]
子ども向けの絵本やノンフィクションの本の絵を多く手がけ、なかでも、科学、地理などノンフィクション部門の児童書は、12ヵ国で翻訳出版されている
秋篠宮紀子[アキシノノミヤキコ]
静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程を修了。財団法人結核予防会総裁。「生き物文化誌学会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわこっこ
24
深い森のしげみで泣いていた「エリック」を、おやつのベリーを摘んでいた、家に連れて帰り一緒に暮らす様子を描いた絵本。住んでいた森が人間に伐採されたため、新しい住処を探しに出るオオカミの一家のストーリーなのだが、「ちきゅうのなかま」と題されたシリーズの1冊で、オオカミの生態やヨーロッパの動物たちについても記され、図鑑のような役割も果たす絵本だ。秋篠宮妃 紀子さまの翻訳と構成で、お話では悪者にされがちな「オオカミ」について、楽しく詳しく学べる本。2022/10/30
tera。
21
全8巻あるシリーズの中の一冊で、世界各地域の動物を描いている。住み慣れた森を人間に追われたエリックとその家族が、新しい森を求めて旅に出るお話。 オオカミに関する説明が可愛らしいイラストも添えられていて判りやすく、彼らが木の実を食べるなどの意外な生態を知る事が出来る。お話の中ではついつい悪者にされがちなオオカミにも家族が居て、厳しい環境の中で必死に生きているのだと教えてくれる。擬人化されている事もあってか、エリックファミリーに「頑張っていき抜いてね」と、思わずにはいられなかった。2014/10/05
たまきら
13
かわいいんですけど、擬人化された部分とリアルな部分が同じページに展開されていて読みづらく、読み聞かせづらく、大変でした。オタマさんは気に入ってました。寝る前の一冊には不向きです。2016/02/24
ダンスにホン!ころりん
4
20071023初版第1刷 14080読了献血ルームで私も読みました(^^) 素敵なイラストと共にオオカミの生体が分かりやすくまとめられていた。オオカミに対する誤解が解けたら良いな! 紀子さまの訳2014/08/02
きゅー
0
オオカミの生活をかわいいお話で描きつつ、オオカミの生態もしっかり学べるという構成になっている。が、生態説明部分がお話の中に入ってきていて、すごく読みにくい。お話の流れも止まってしまうし… せっかくちゃんとしたストーリーになっているのだから、ストーリー部分と生態部分を分けた方がすんなり入ってくるんじゃないかなあと思った。2013/04/20
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