内容説明
ハイスクールの歴史の授業で実際におこった、不気味な事件。少女ローリーは、おそろしい集団的圧力が化けものになって学校中を席捲してしまうまえに、どうしてもそれを阻まなければならなかった。自ら授業をはじめた教師ロスの苦悩は…ABC放送のテレビ・ドラマになった恐怖の体験。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NoDurians
1
「ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか」からの流れで読んだ。こういう仕組みって、生物としての人間の何かに働きかけているのではないかと思う。だからこそ、こういう本を知り、理性を伸ばさないといけないのではないか。2020/07/10
charmy hitomi
1
映画見てから読んだ。1969年にアメリカの大学で行われた実験?研究(を脚色したもの)。ナチ党の人が全員本当にユダヤ人を殺したくてしょうがなかったのか?「そんなことは今は起こりっこない」のか。この題材で、集団の圧力を考えさせられる。集団の中の安心と、外の世界の無関心とか、人が指導者をほしがっているとか、個人の権利とか。。。大変おぞましい事件だけど、そこからいじめの心理と集団の圧力をはっきりと学べた。ところで、訳文が変な所が気になったので、原文読めたらそっちのほうがいいと思った。2014/01/21