内容説明
氷河、洪水、地震、戦争の破局を日常生活で乗り切ってきた人類一家。人間存在の不安・希望をコミカルに描く寓話劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
11
3幕の舞台劇。舞台は現代、はるかな過去、聖書の神話的世界が入り交じった不思議な時代。登場人物たちは氷河時代、洪水、戦争をくぐり抜けることで、人類による苦難の克服の歴史を体現することになる。面白いのが歴史的過去（氷河時代）と神話的過去（ノアの方舟など聖書の逸話）が同じレベルで語られることだ。それによってこの舞台での時間的経過は単純な一直線のものではなく、人類の身体的、精神的進歩を一つの次元で描写しようとする挑戦的な手法となっている。このことは、この劇の持つイマジネーションの膨らみに大きく寄与している。2017/09/14
nightowl
3
ノアの方舟あたりのエピソードを普遍的な物語へ消化させた作品。とはいえそれほど難しいものではなく、こんな場面やってられないと登場人物が投げやりになったり舞台監督が出て来たり…そんなドタバタの中で人々は生きているし地球も廻っていることの大切さを感じさせる。 https://goo.gl/iT5W5A KAATで上演予定。それにしても「三文オペラ」といいピランデッロといいこちらといい主催者はメタフィクションが相当好きらしい。ええ、今後も期待しています。2018/05/01
べべべ
0
めちゃオモロ ドツボ直撃 マンモスにミルクはやったの？2022/01/30
