内容説明
エロスの愛を描ききった「サロメ」とワイルデストな世紀末をワイルダーに生きるためのワイルドの楽しい「名言集」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あずきずき
2
原田マハの『サロメ』、岩波版『サロメ』のあと 本書を読む。現代仮名遣いで 読みやすいが、岩波版の旧仮名遣いの方が、古い戯曲を堪能できたように思う。 本書は 丁寧な訳で、分かりやすい。ただ オーブリーの挿絵が 紫がかった紺色のインクである点は、私は好ましくなかった。2019/02/16
relaxopenenjoy
1
読みたい登録消化。ビアズリーの挿絵を楽しみたくて。サロメは不思議な雰囲気の戯曲だった。名言集は、ワイルドの色々な作品から一文ずつ寄せ集めたもの。普遍的な言葉が多く今でも十分通じるもの。2020/01/16
猫森
1
個人的には、この川崎淳之助さんの訳が一番好きです。またA5版なので、ビアズリーの絵も文庫版より一回り大きく楽しめるのが良い。
ooto
0
再読。エロドがサロメに自身の宝の数々を説明し、彼女に差し出そうとするシーンと似たシーンが『ドリアン・グレイの肖像』にもあった。ドリアンが集めたコレクションを語る場面。個人的にワイルドが書く文章で一番魅力的だと思うのはこれらの場面。2012/03/24
黒
0
迷った時によく読みます。ビアズリーの挿絵が美しい。2011/05/30