演義三国志 〈７〉 出師の表の巻

羅 貫中【原作】/王 春雄【原典訳】/山野 達夫【翻案・構成】

啓明研究会（1988/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 175p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784787490469
• NDC分類 923.5

内容説明

魏についで蜀が建国された直後、関羽の死、そして張飛の斬殺にあって怒りやまぬ劉備の、周到な配慮を欠く呉討伐の戦は、挫折してしまう。やがて曹操・劉備ら、舞台の大立者らが次つぎに姿をかくし、時代ははっきりと新しい局面へと転換していく。いまここに、劉備ら三義兄弟以上に強烈に、故主（劉備）の遺言を胸に、“漢皇室復興の大義”の実現に身を砕いていく軍師孔明の、孤高の姿が浮かびあがってくる。