内容説明
代表作の『忍ぶ川』を始めとして、肉親や故郷を題材に作品を書き続けた三浦哲郎。その文学世界には郷里・青森と東京とを行き来する「楕円形」の空間が存在する。三浦の故郷を実際に歩いて肌で感じた経験を作品群の読解に結び付けて、「楕円」をキーワードに、「血」「風土」「宿命」などの文学の本質に迫る。
目次
まえがき―北国の、北国による挿話
1 「野」の光景
2 八戸紀行
3 look at me
4 白夜
5 歴史小説
6 モザイク
著者等紹介
深谷考[フカヤコウ]
1950年、茨城県結城市生まれ。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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