内容説明
事件簿と事件簿を照合して矛盾を解明し、事件簿当時のイギリスの歴史・地理・文化・社会状況に合致しているかどうかを検証して既存のホームズ学のミスも正した103項目を解説する。
目次
青いガーネット
アビ・ハウス
アヘン窟のミステリー
アメリカ出身の美女の事件
歩く権利
イーストボーン
今井信之『英文小説講義』
インバネスケープ
ヴァイオリン
ヴィクトリア朝のニューメディア〔ほか〕
著者等紹介
平賀三郎[ヒラガサブロウ]
日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JHSC)会員、日本シャーロック・ホームズ研究委員会研究委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チェブラリー
2
えらいよね、ここまで調べたのって。2011/01/23
wm_09
1
よくもこんなにどうでもいい事に情熱を持って調べる気になるものだ(褒めてます)。けっこう重要な項目が外れているので、「まるわかり」と相互補完か。(稲)2010/11/23
ぽま
0
項目の取捨にやや片寄りがあるのが難点か。著者群を見るに、大学教授から1シャーロキアンまで多彩な人員が共同執筆しているため、若干玉石混合感がある。ある程度ヴィクトリア王朝期の背景知識があり、かつ他の「ホームズ事典」と銘打った書籍に目を通した方には、物足りなさも感じるかもしれない。2012/02/01