岩波文庫の赤帯を読む

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岩波文庫の赤帯を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787291219
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

出版社内容情報

滋味あふれる果実がみのる赤帯=外国文学の森に分け入り、落果を拾い枝からもいで吟味した900点から、ジャンル別の代表作を精選した痛快エッセイ。岩波文庫70年の軌跡を逍遥し、読書三昧の日々を夢みる読書人が心血を注いだ渾身の記録。

まえがき

1 モーム
2 メリメ
3 ヴィリエ・ド・リラダン
4 モーパッサン
5 コナン・ドイル
6 クライスト
7 ヘッベルとヘーベル
8 パウル・ハイゼとジャン・パウル
9 面白くない本、その一
10 ギッシング
11 文庫本に関する本
12 ハーンとシング
13 モリエールとボーマルシェ
14 シェイクスピアとバーナード・ショウ
15 買わなかった本
16 しおり
17 『紅楼夢』と『春香伝』
18 イプセンとハウプトマン
19 チャペックとH・G・ウエルズ
20 寓話と笑話
21 民話集
22 戯曲だけ一冊(南北ヨーロッパその他)
23 戯曲だけ一冊(ドイツ)
24 戯曲だけ一冊(フランス)
25 戯曲だけ一冊(イギリス、ロシア)
26 チェーホフとロマン・ロラン
27 マリヴォー
28 戯曲は一冊だけ
29 『死都ブリュージュ』
30 『黒い蜘蛛』
31 『美味礼讃』
32 アンソロジー短篇集
33 面白くない本、その二
34 ポオ、ビアス、オー・ヘンリーそしてサキ
35 なかじきり
36 イギリスの詩
37 漢詩
38 フランスの詩
39 中休み
40 ギリシア悲劇
41 カの掌篇
70 アメリカの短篇
71 フランスのコント
72 フランスの掌篇
73 フランスの短篇
74 魯迅と郭沫若
75 面白くない本、その三
76 ドイツの掌篇
77 ヘッセとケラー
78 ドイツの短篇
79 赤帯を読むとは
80 南北ヨーロッパその他の掌篇と短篇
81 短篇小説ベスト24
82 掌篇小説ベスト36
83 ルポルタージュ
84 紀行
85 文学評論
86 美術評論
87 自然のなかで
88 釣りの本
89 山の本
90 本の本
91 自伝
92 評論・随筆・紀行ベスト18
93 小品・民話その他ベスト22
94 中国の小説
95 文庫中毒の井狩リストから
96 東洋文学ベスト9と年末整理
97 年金生活者の理想的読書生活
98 ギリシア・ローマの小説
99 ギリシア・ラテン文学ベスト9
100 『ドン・キホーテ』
101 『ドン・キホーテ』続き
102 闘牛小説
103 『クオ・ワディス』
104 アラルコン
105 少年少女物
106 南ヨーロッパ文学ベスト9
107 北ヨーロッパ文学その他と女流
108 ストリントベルクの中篇
109 『兵士シュヴェイクの冒険』と北ヨーロッパその他の文学ベストミゼラブル』と『モンテ・クリスト伯』
133 デフォー
134 『居酒屋』『ナナ』『獣人』そして『笛師のむれ』
135 『緋文字』『死の谷』ほか
136 『アルハンブラ物語』
137 『美しき惑いの年』『憂愁夫人』ほか
138 ゴーリキイとゴーゴリ
139 端本を読む(『静かなドン』ほか)
140 イギリスの女流文学
141 イギリスの学校物
142 『サミュエル・ヂョンスン伝』
143 フランスのメロドラマ
144 スティーヴンスン
145 ベンヤミンとロマン・ロランの評論
146 『死の如く強し』と『ベラミ』
147 『プチ・ショーズ』と『ドミニック』
148 『親和力』と『二重人格』
149 ツルゲーネフ
150 アンドレ・ジイド
151 『ウジェニー・グランデ』と『暗黒事件』
152 『谷間のゆり』と『「絶対」の探究』
153 『ドリアン・グレイの画像』と『密偵』
154 拾遺一
155 『ジェルミナール』と『大地』
156 『弟子』と『ジェルミニィ・ラセルトゥウ』
157 『緑の館』と『息子たちと恋人たち』
158 『白銀公爵』と『ドン・ジュアン』
159 ケラー
160 『人はすべて死す』と『生きている過去』
161 トーマ>180 『カザノヴァ回想録』
181 フランス文学ベスト9
182 『トム・ジョウンズ』と『トリストラム・シャンディ』
183 『デイヴィド・コパフィールド』
184 イギリス文学ベスト9
185 『悪霊』と『カラマーゾフの兄弟』
186 『アンナ・カレーニナ』と『戦争と平和』
187 ロシア文学ベスト9
188 拾遺四
189 大長篇小説ベスト22
190 大々長篇小説ベスト14
191 好きな著者
192 枕頭の書91
193 枕頭の書、続き
194 手元にない赤帯
195 もう一セットの枕頭の書
196 次は何を読もうか
197 買う楽しさ
198 読む楽しみ
199 書く苦しみ

あとがき

内容説明

滋味あふれる果実がみのる赤帯の森にわけいり、落果を拾い枝からもいで吟味した九百点からジャンル別の代表作を精選する。読書三昧の日々を夢みる読書人の渾身の記録。

目次

モーム
メリメ
ヴィリエ・ド・リラダン
モーパッサン
コナン・ドイル
クライスト
ヘッベルとヘーベル
パウル・ハイゼとジャン・パウル
面白くない本
ギッシング
文庫本に関する本〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

meg

22
狂気。というか情熱か。すごい。読むことの可能性をみた。2024/10/23

20
岩波文庫の赤帯約八百点(千冊)の中から、赤帯ベスト二百を決める本(最終的にはベスト二六七)。出版当時、著者は定年直前のサラリーマン。現在は八十代。まだ読書に勤しんでおられるかしら。高校生の時に『罪と罰』三冊九百ページを丸一日で読み切った速読の著者が、面白くない本をばっさばっさと切りながら、約一年三ヶ月にわたってつけた赤帯読書記録。知らない本も多く、読みたい本が増えた。二十ページおきに挟むしおりが○○だったり、新刊でもっている本でも古本屋の100円棚で見つけたら買ってしまう際の下心も面白かった。2022/04/12

misui

8
タイトルを列挙して「いくらで買った」とか「これはベスト30に入る」とか延々(500頁も!)言ってるだけ。で、最終的にベスト276になってるのは何なのよ。内容への言及もストーリーの紹介があればいいほうで驚くほど浅い。ひさしぶりに正真正銘の駄本を掴んだ。2013/05/02

Happy Like a Honeybee

6
良い指南書と出会えた。 松岡正剛氏の千夜一冊でも紹介されている。 読了した岩波赤帯800冊の中から、良書を提示してくれる。 知らない作家ばかりで、挑戦したくなる衝動に。 筆者によれば、漱石や太宰も同じ年齢の巨匠には敵わないと非難ばかり。 世界文学と比較すれば、日本など極東の島国に過ぎない。 名作を出版してきた岩波文化を継承しなくては。2018/02/06

か〜ら

4
再読。五十過ぎのおじさんが、岩波の赤帯九百冊をひたすら読破。国別ジャンル別にいちいちランク付けしてるのが、阿呆らしくも面白い。古本屋巡りの本としても楽しめたな。2009/01/28

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