出版社内容情報
百花斉放、四千年にわたって性愛テクノロジーの研鑽を積み重ね、受け継いできた中国。儒教と一夫多妻制、道教の房中術から古典ポルノの性愛技法、薬膳の思想、権力者とフェティシズム、サディズムの奥義までの性愛曼陀羅を俯瞰する。
1 宗教と性愛考現学
(1)儒教と一夫多妻制
(2)道教と房中術
(3)仏教とポルノ・マンダラ
2 古典ポルノの性愛テクノロジー
(4)男性改造の夢
(5)禁忌なきエロスの饗宴
(6)権力とフェティシズム
(7)食と性のテクノロジー
3 近代化とエロス
(8)性のメンタリティー――伝統中国と江戸
(9)サディズムとフェティシズム
(10)性の近代
[付]中国の売春活動の現況報告
あとがき
主要参考文献