内容説明
未曾有の被害をもたらした東日本大震災を、写真はどう引き受け、どう乗り越えて、いま何ができるのか―美術館から画廊、小さなアトリエや仮設の会場まで、足で回って写真作品を実際に鑑賞し、それを紹介・批評した3年間の「震災後の写真」の記録をすべて収録する。450を超える展覧会や写真集の情報と的確な内容紹介、そして鋭い批評を収めた、まさに現代日本写真を知るための「読む写真事典」。
目次
写真展レビュー2011(「スナップショットの魅力」;「ニュース・スナップショット」;中藤毅彦「Night Crawler 1995 2010」 ほか)
写真展レビュー2012(大森克己「すべては初めて起こる」;伊藤之一「隠れ里へ」;ホンマタカシ「その森の子供」 ほか)
写真展レビュー2013(村越としや「大きな石とオオカミ」;澤田知子「SKIN」;新津保建秀「/風景+」 ほか)
総論 震災後の日本写真
著者等紹介
飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
1954年、宮城県生まれ。写真評論家。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。著書に『写真美術館へようこそ』(講談社、サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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