出版社内容情報
時代が激しく動いた1970年代初め、「何が写っているのかわからないが、おおいに気になる写真」として注目されたコンポラ(コンテンポラリー)写真で旋風を巻き起こした路上の写真家・新倉孝雄の写真とエッセイが、いま、時空を超えてよみがえる。
コンナヘタナ写真よく人にミセルキニナッタモノダナ頭ガサガルョー。
ぼくにとっては、ひそかなたのしみ 牛腸茂雄の手紙、その一
「ドキドキ」、ういういしい気持ち 牛腸茂雄の手紙、その二
鮮烈で、あいまいな魅惑
レッテルをはる危険を熟知――大辻清司
『SAFETY-ZONE 1961-1991』の撮影メモから
北代省三の手紙から――日時が特定されることによって……
四枚の写真から
博多祇園山笠
ピーク・シーズンに通いつめて――成田空港で
対話による写真論――写真家はいかにして生まれたか 柳本尚規×新倉孝雄
今日は夏晴れ――湘南と軽井沢
情けの濃い人――西井一夫
シネマから写真へ 新倉孝雄へのインタビュー 聞き手=南原四郎
9・11のあとさき
牛腸茂雄は「ギュウチョウ」さん、と呼んでいた。
あとがき
初出一覧
目次
コンナヘタナ写真よく人にミセルキニ ナッタモノダナ頭ガサガルョー。
ぼくにとっては、ひそかなたのしみ 牛腸茂雄の手紙、その一
「ドキドキ」、ういういしい気持ち 牛腸茂雄の手紙、その二
鮮烈で、あいまいな魅惑
レッテルをはる危険を熟知―大辻清司
『SAFETY‐ZONE 1961‐1991』の撮影メモから
北代省三の手紙から―日時が特定されることによって
四枚の写真から
博多祇園山笠
ピーク・シーズンに通いつめて―成田空港で〔ほか〕
著者等紹介
新倉孝雄[ニイクラタカオ]
1939年、東京都に生まれる。1960年、二十一歳のときに写真と出会う。以降、一貫して身近な人間の現在のありようをカメラで多面的に見るという発想で写真を撮りつづけている。個展は、これまでの四十五年間に八回、開く。また企画展は東京国立近代美術館や八ヶ岳美術館など五ヵ所に出品
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