出版社内容情報
寝ても覚めてもクラシックに包まれて生きていく!──名演・名盤を制覇して本物の味を熟知した“盤鬼”が天才・異才音楽家たちと真摯に対峙し、その蠱惑的な創造世界の地底に降り立って重層的な響きの神髄をすくい取る、芳醇にして直截な音盤ガイド。
厳しく透徹したガラスの演奏/エウゲニ・ムラヴィンスキー
オーケストラを鳴らす極意を知り尽くした/ピエール・モントゥー
濃厚なロマン主義に徹した超個性派/ウィレム・メンゲルベルク
マスコミから遠ざかっていた真の巨匠ヴァイオリニスト/ティボール・ヴァルガ
死の直前に突如変貌した指揮者/ヘルマン・シェルマン
自由奔放な個性をもった女流ヴァイオリニスト/ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ
ロシアの生んだ怪物指揮者/ニコライ・ゴロワノフ
ヴァイオリニスト史上、最も強烈な個性を発揮した名手/ブロニスラフ・フーベルマン
ファンタジーあふれる自由で詩的な音世界/シューラ・チェルカスキー
不運の名指揮者だった元祖“クライバー”/エーリッヒ・クライバー
ウィーン・フィルを最も美しく鳴らした指揮者/クレメンス・クラウス
奇行で知られた“自称ピアニストの王様”/ヴラディーミル・ドゥ・パハマン
一生見栄を張って生きていた/ヘルベルト・フォン・カラヤン
とびきりおいしい料理、デュトワ/モントリオール交響楽団/シャルル・デュトワ
炎のヴァイオリニスト/チョン>北欧の演奏家の時代がやってくる?
ついに引退を表明した大ヴェテラン・ヴァイオリニスト/ルッジェロ・リッチ
正当に評価されていない名指揮者/ユージン・オーマンディ
人生と女性とワインをこよなく愛したヴァイオリニスト/ジャック・ティボー
霊感のほとばしるロンティスト/カール・シューリヒト
壮年期に輝きを見せた名指揮者/ハインツ・レーグナー
銀メダルは価値が低い?/レナー弦楽四重奏団
没後40年に寄せて/ブルーノ・ワルター
ドイツの魂の発露/ゲルハルト・タシュナー
またひとり、巨匠が舞台を去る/クルト・ザンデルリンク
つれづれなるままに、『第9』を聴く
自然界の巨大な現象を思わせる/ロヴロ・フォン・マタチッチのブルックナー
ヴァイオリニストの王様/ヤッシャ・ハイフェッツ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮/テレフンケンのスタジオ録音
「私はすべての作品が、あたかもモーツァルトが手がけたように指揮をしているのです」/ヨーゼフ・クリップス
補足
あとがき
内容説明
クラシックなしでは生きられない!―地上の名演・名盤をことごとく制覇してホンモノの味を熟知した“盤鬼”が天才・異才音楽家たちの蠱惑的な創造世界に斬り込む、芳醇にして直截な渾身の音盤ガイド。
目次
厳しく透徹したガラスの演奏―エウゲニ・ムラヴィンスキー
オーケストラを鳴らす極意を知り尽くした―ピエール・モントゥー
濃厚なロマン主義に徹した超個性派―ウィレム・メンゲルベルク
マスコミから遠ざかっていた真の巨匠ヴァイオリニスト―ティボール・ヴァルガ
死の直前に突如変貌した指揮者―ヘルマン・シェルヘン
自由奔放な個性をもったヴァイオリニスト―ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ
ロシアの生んだ怪物指揮者―ニコライ・ゴロワノフ
ヴァイオリニスト史上、最も強烈な個性を発揮した名手―ブロニスラフ・フーベルマン
ファンタジーあふれる自由で詩的な音世界―シューラ・チェルカスキー
不運の名指揮者だった元祖“クライバー”―エーリッヒ・クライバー〔ほか〕
著者等紹介
平林直哉[ヒラバヤシナオヤ]
1958年、鳥取県生まれ。音楽評論家、元・季刊「クラシックプレス」編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。