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出版社内容情報
「オペラのキモは歌」なんて格言にだまされ、燃えかすの三大テノールに熱をあげているようではダメだ! 現代では聴くべき歌手はほとんどいない、という衝撃の実態をふまえ、新しくて楽しくてハッピーな許流現代的オペラ鑑賞法を伝授する。
序 オペラのキモ、それは〈状況〉だ! 許光俊
1 オペラは映画で見ろ!――めくるめく仰天映像の世界 許光俊
(1)プッチーニ『トスカ』 私を瞠目させた傑作映画――大口開けてのビックリ顔は超オペラチック!
(2)ヴェルディ『椿姫』 二つの『椿姫』対決――「おれのかあちゃん、きれいだろ」は最高だ!
(3)ストラヴィンスキー『放蕩者のなりゆき』 オペラ界最低のバカ主人公はこれだ!
(4)プッチーニ『蝶々夫人』 グロテスクであるがゆえに真実を衝いた傑作
(5)モーツァルト:オペラ・ブッファ三部作 あまりにも生々しく陰惨な……
2 特別寄稿 モーツァルト、『魔笛』を語る 聞き手 佐里江梨子
3 変態オペラの愉しみ 鈴木淳史
4 オペラを見に行く前にやらなければならない六つのこと 鈴木淳史
5 ドイツ・オペラ裏街道 吉澤ヴィルヘルム
(1)ポスト・ワーグナーが楽しい
(2)亜流ワグネリアン花丸印オペラ――ジークフリート・ワーグナー、プフィッツナー、ヴォルフ、オスカー・シュトラウスの場合
(3)天才少年のロマン主義への夢――コルンゴルトの場合
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内容説明
そもそも、オペラは声を楽しむものだなんて、誰が決めた?音楽がいちばん大事なんて、誰が決めた?つまらない思い込みを捨てて、「総合芸術」であるオペラ本来の強烈な姿を見よ。これが、現代を生きるわれわれならではの、新しくて楽しくてハッピーなオペラ鑑賞法だ。
目次
第1章 オペラは映画で見ろ!―めくるめく仰天映像の世界
第2章 特別寄稿 モーツァルト、『魔笛』を語る
第3章 変態オペラの愉しみ
第4章 オペラを見に行く前にやらなければならない六つのこと
第5章 ドイツ・オペラ裏街道
第6章 恥不知夢現西洋歌舞伎―歌舞伎とオペラ
第7章 何かおかしいぞ新国立劇場と日本のオペラ
第8章 鼎談 新国立劇場改造計画
著者等紹介
許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京都生まれ。東京都立大学大学院修了。横浜国立大学助教授。『クラシックを聴け!』(青弓社)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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