出版社内容情報
初期劇画集第2弾。明治維新から太平洋戦争まで、国家権力と民衆の軋轢のすきまに連綿とつづくテロルの歴史を描き、権力とは何かを問う、『沈黙の艦隊』の原型ともいうべき作品。近代的なものと前近代的なものとの暗闘のなかで──。
1 明治篇
(1)紀尾井坂の兇刃
(2)綺異譚 来島恒喜
(3)大逆なり
2 大正篇
(4)一人一殺
(5)謀殺大尉
(6)魔弾の狙撃者
3 昭和篇
(7)血盟団
(8)戒厳令(前編)
(9)戒厳令(後編)
(10)一人だけの聖戦
あとがき
解説 山崎岩男