感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
2
80年生まれと82年生まれの社会心理学者2名による色とジェンダーの関係性。18世紀にはピンクは「「上品で洗練された」エリートが用いる色という認識で男女を問わず愛用」され、19世紀の乳幼児には「青い目やブロンドの髪には青を、茶色い目や髪にはピンクを合わせ」たり、現代の「男の子がピンクを嫌うのも、周りからの「女々しい」というレッテルを貼られないように、男らしさを主張する一種の代償」など、興味深く読了。ピンクシャツデー、もっと広まれば良いのに。2025/07/07
KikuchiKohei
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こんなに限定したテーマの書籍が一般書として流通するなんて、日本は段々と良い国になっているのだと、目頭を熱くしながら、本書を読んだ。 青は男の子で、ピンクは女の子といういわば「常識」の価値観が、確かに我々の中にあって、どのように構築されてきて、どのような影響を与えているのか、そして社会はそのステレオタイプにどのように取り組んでいるかを、実証的に示した力作。 丁寧にロジックを構成しているので、レポートを書くことや研究に悩んでいる学生が読むと得るものが多いのではないだろうか。2025/07/21
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