内容説明
コロナ禍での混乱・停滞を経てもなお、ライブミュージックは音楽文化や流行を力強く牽引し、現代社会のポピュラー音楽シーンでの存在感をますます増している。ライブミュージックをめぐる多角的な考察を通して、日本そして世界を覆う音楽文化の現在地を活写する。
目次
序 ライブミュージックの現況(南田勝也)
第1部 ライブ文化の形成と展開(コンサート・パフォーマンスの歴史―クラシック音楽とポピュラー音楽の身体(宮本直美)
PA実践の文化史―循環器としてのサウンドシステムが生む「ライブ」な交歓(忠聡太)
ライブパフォーマンスの半世紀―聴く/視るの二軸をもとに(南田勝也)
巨大化するライブ産業―アメリカのライブ・フェスの現状(永井純一;山添南海子))
第2部 それぞれの現場(ライブハウス店長の生活史―二〇一〇年代以降の「オルタナティブ」な場所作り(生井達也)
K‐POPライブとファン―世代交代による進化と越境(吉光正絵)
3DCGライブの行方―初音ミクから考える音楽公演(南田勝也;木島由晶;永井純一;平石貴士)
推し活への唯物論的アプローチ―場所・モノから考える推し活のいま(阿部真大)
配信ライブの快楽と不満―メディアを介したライブ体験の行方(木島由晶))
終章 ライブが存在感を増した社会背景―メディア、社会意識、共同体(南田勝也)
著者等紹介
南田勝也[ミナミダカツヤ]
1967年、兵庫県生まれ。武蔵大学社会学部教授。専攻は音楽社会学、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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