内容説明
ミン・ジン・リーの小説とそれを原作にしたドラマ『PACHINKOパチンコ』を読み解き、その歴史表象や在日表象から、日韓の歴史認識問題、歴史修正主義の台頭、グローバルなメディア市場で歴史が物語として流通するポリティクスを多角的に検証する。
目次
グローバルな物語としての『パチンコ』―小説からドラマへ
第1部 国際シンポジウムの記録(基調講演『パチンコ』と在日コリアンの「社会資本」―歴史とフィクションのはざま;座談会ドラマ『パチンコ』から考えるグローバル・メディア時代の記憶と忘却)
第2部 『パチンコ』を読み解く(ドラマ『パチンコ』の「在日」表象を可能にしたもの;植民地時代を描くことの難しさ―創作者の立場から;ドラマ『パチンコ』が映し出す世界と「Zainichi」の生―猪飼野の路地からみえる「世界」 ほか)
第3部 『パチンコ』と歴史表象のポリティクス(世界は『パチンコ』をどう観たか―三言語・アジア・移民の物語;なぜ日本では『パチンコ』がはやらなかったのか;『パチンコ』とOTTナラティブのリアリティー―受容者資源論との接点 ほか)
著者等紹介
玄武岩[ヒョンムアン]
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。専門はメディア文化論、日韓関係論
金敬黙[キムギョンムク]
早稲田大学文学学術院教授。専門は東アジア市民社会論、平和研究、NGO論
李美淑[イミスク]
大妻女子大学文学部准教授。専門はメディア研究、ジャーナリズム研究
松井理恵[マツイリエ]
跡見学園女子大学観光コミュニティ学部准教授。専門は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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