出版社内容情報
スマートフォンやSNSの普及で情報過多時代に突入し、メディアを取り巻く環境は激変した。フェイクニュースやフィルターバブルといった新たな問題が山積するなか、社会に伝えるべき情報と見解を的確に流し、情報の受け手に思考を促すジャーナリストという仕事が担う役割は大きい。本書では、安倍政権の「桜を見る会」問題などを追及した「毎日新聞」の現役記者が、豊富な経験からジャーナリストの仕事内容と心構えを解説する。
地方支局で警察署回りをした新人時代から、警視庁の記者クラブに所属して他社と特ダネ競争を繰り広げた社会部時代、兜町で証券会社や銀行を取材した経済部時代、長野支局で体験した松本サリン事件の顛末、海外赴任、そしてデジタル時代に求められる新しいジャーナリスト像まで、著者のジャーナリスト人生をなぞりながら豊富なエピソードとともに解説する。
「政権の監視役」であるジャーナリストとして第一線で活躍する著者が、新人時代の苦労から「桜を見る会」問題の取材過程まで現場の実情を余すところなく語る、志望者は必読の入門書。
内容説明
職業としてのジャーナリストとは?ジャーナリストとして第一線で活躍する著者が、地方支局での新人時代から現在まで約三十年間にわたって現場を丹念に歩き考え続けてきた経験をひもとき、これからのジャーナリズムを展望する。志望者は必読の入門書。
目次
第1章 ジャーナリストという仕事
第2章 なぜジャーナリストになったのか
第3章 松本サリン事件の教訓
第4章 事件記者として
第5章 経済を取材する
第6章 アメリカという教室
第7章 これからのジャーナリズム
著者等紹介
齊藤信宏[サイトウノブヒロ]
1966年生まれ、宮城県仙台市出身。早稲田大学商学部卒業。毎日新聞社編集編成局次長兼写真・映像報道センター長。1991年に入社し、社会部、経済部、外信部を経て2007年秋から4年間、アメリカ・ワシントンDCの北米総局特派員。17年、連載企画「チャイナ・センセーション」で第21回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞。経済部長、統合デジタル取材センター長を務めたのち20年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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