内容説明
LGBT、ジェンダー、移民、多文化共生、排外主義、視覚障害者、貧困、生きづらさ、当事者研究、インターセクショナリティ、教育実践、メディア―様々な分野の多様性との対話を通して、多様性/ダイバーシティが肯定的に奨励される問題点を批判的に検証し、差別構造の解消に向けた連帯と実践の可能性を探る。
目次
第1章 多様性との対話
第2章 ダイバーシティ推進とLGBT/SOGIのゆくえ―市場化される社会運動
第3章 移民・多様性・民主主義―誰による、誰にとっての多文化共生か
第4章 生活保護言説における「日本人」と「外国人」を架橋する
第5章 「生きづらさからの当事者研究会」の事例にみる排除の多様性と連帯の可能性
第6章 「同じ女性」ではないことの希望―フェミニズムとインターセクショナリティ
第7章 共生を学び捨てる―多様性の実践に向けて
第8章 アート/ミュージアムが開く多様性への意識
著者等紹介
岩渕功一[イワブチコウイチ]
関西学院大学社会学部教授。専攻はメディア・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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