ネット右派の歴史社会学―アンダーグラウンド平成史1990‐2000年代

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ネット右派の歴史社会学―アンダーグラウンド平成史1990‐2000年代

  • 伊藤 昌亮【著】
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  • 青弓社(2019/08発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 512p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787234582
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0036

出版社内容情報

保守的・愛国的な信条を背景に、その言動でしばしば他者を排撃する「ネット右派」。彼らはどのように生まれ、いかに日本社会を侵食していったのか。その真の意図とは何だったのか。



前史にあたる1990年代の雑誌論壇と草創期のネット論壇、55年体制の崩壊から現政権の成立までの政治状況、マンガ・アニメや「2ちゃんねる」などの文化状況、歴史教科書問題や外国人労働者問題、日本会議・在特会・極右組織などの団体の動向――。



日本社会に全面展開するネット右派の2000年代までを、嫌韓・反リベラル市民・歴史修正主義・排外主義・反マスメディアという5つのアジェンダ(論題)と、サブカル保守・バックラッシュ保守・ネオナチ極右・ビジネス保守という4つのクラスタ(担い手)からあざやかに分析する。



圧巻の情報量で「ネット右派の現代史」と「平成のアンダーグラウンド」を描き出す「ネット/右翼」研究の決定版。

内容説明

彼らはどのように生まれ、いかに日本社会を侵食していったのか。その真の意図とは何だったのか―。社会問題・文化・政治・運動など幅広い領域の動向を追尾し、日本社会に全面展開するネット右派の現代史をあざやかに析出する。

目次

第1章 新保守論壇と嫌韓アジェンダ―一九九〇年代前半まで
第2章 サブカル保守クラスタと反リベラル市民アジェンダ―一九九〇年代半ばまで
第3章 バックラッシュ保守クラスタと歴史修正主義アジェンダ―一九九〇年代後半まで
第4章 ネット右派論壇と保守系・右翼系の二つのセクター―一九九〇年代後半まで
第5章 ネオナチ極右クラスタと排外主義アジェンダ―二〇〇〇年前後まで
第6章 2ちゃんねる文化と反マスメディアアジェンダ―二〇〇〇年代前半まで
第7章 ネット右派の顕在化―二〇〇〇年代後半まで
第8章 ネット右派の広がりとビジネス保守クラスタ―二〇一〇年前後まで

著者等紹介

伊藤昌亮[イトウマサアキ]
1961年生まれ。成蹊大学文学部教授。専攻はメディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

22
大変な労作。分厚い本です。右派の近代から2010年代までの動きを丹念に追っています。タイトルにあるネット右派についてももちろん詳細に書かれていますが、個人的には幕末から近代の「保守」は決して排外的な「右翼」のイデオロギーを持っておらず、アジアと連携していく姿勢を見せていたということと、ネオナチとディープエコロジー思想についての関わりがゾクリときました。ヨーロッパのエコロジーな団体が過激なことが長年謎でしたが、それがナチズムに基づいていたとは…。本書の中ではそれがいちばんの衝撃でした。 2020/12/16

小鈴

21
90年代半ばに市民運動が最高潮に達したが、その頃から「市民」から排除された泥臭い庶民達が雑誌やネットを通して集まり、議論し、今に至る「ネトウヨ」言説を生み出してきた。右翼系セクターの三つのクラスタ(既成右翼、新右翼、ネオナチ極右)、保守系セクターの二つのクラスタ(サブカル保守、バックラッシュ保守)、ビジネス保守クラスタがいかに「嫌韓」「反リベラル市民」「歴史修正主義」「排外主義」「反マスメディア」アジェンダを産み出していったのかをまとめた労作。ぜひ図示化してほしい。戦後の反市民史。大衆の雄叫びここに有り。2020/01/15

ふみあき

19
ネトウヨ考察本は数あれど、ここまで公正中立に対象に迫っているものは稀有かもしれない。この手のテーマの論者の多くはリベラルなので、どこかに対象への憎しみや軽侮がにじみ出てしまうものだが、本書にはそれがない(ネトウヨは決して褒められた存在ではないので、否定的に論及されて当然なのだが)。2021/10/20

小鈴

19
社会学のマニアックな分野に社会運動論というものがあり、アジェンダ設定の形成過程の分析というものはよくあるし雑誌やネット上の言説から立ち上げるのは手法としては間違ってはいないのだが、当事者にヒアリングしたわけではないのでアジェンダの向こう側の人の顔が見えてこない。集合としての大衆は分かっても一人一人の顔が見えてこないので、「読み物」としては物足りなく感じる人もいるかもしれない。とはいえ、『民主と愛国』以後の大衆の蠢きを感じることはできる。左派はどうしたらよいのだろうか。2020/01/15

garth

18
吉本隆明の名前が最後の最後になってようやく出てくるのだが、ここに呉智英が一度もメンションされないのがちょっと疑問であった。というのは戦後民主主義とその優等生としての朝日・岩波批判はもともとは新左翼のお家芸だったわけだし、大月・浅羽の師匠としての呉智英が現代につながる中興の祖であったのはまちがいないと思われるからだ。2019/12/14

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