趣味とジェンダー―“手づくり”と“自作”の近代

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趣味とジェンダー―“手づくり”と“自作”の近代

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  • サイズ 46判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787234520
  • NDC分類 790
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ハンドメイドは女性、プラモデルは男性――ものづくりの趣味は男性らしさ・女性らしさと強固に結び付き、趣味としてただ楽しんでいるつもりでも性別役割分業と密接な関係を築いてきた。



「ジュニアそれいゆ」(1954―60年)と「子供の科学」(1924年―)という2つの雑誌を読み込み、手芸・人形・インテリアなどの女性と結び付けられる〈手づくり〉と、工作・模型・ミリタリーなどの男性に割り当てられる〈自作〉をキーワードに、手づくり趣味の近・現代史を描き出す。



コミケやデザインフェスタの盛況、郊外に点在するホームセンター、「Instagram」にあふれるハンドメイド――現代の「あえて自分で作って楽しむ趣味」の源流をたどり、男性・女性に分かれ、双方が排他性をもってしまう手づくり趣味をめぐる文化の内実に迫る。

内容説明

「ジュニアそれいゆ」と「子供の科学」という2つの雑誌を読み込み、手芸・人形・インテリアなどの女性と結び付けられる“手づくり”と、工作・模型・ミリタリーなどの男性に割り当てられる“自作”をキーワードに、手づくり趣味の近現代史を描き出す。

目次

手作りとジェンダー
第1部 家庭生活に役立つ“手づくり”(「ジュニアそれいゆ」にみる少女の手芸;「少女の友」「ジュニアそれいゆ」における「少女」「ジュニア」の人形;インテリア手芸と工作の時代;女子学生と手芸―「ジュニアそれいゆ」世代からの継承)
第2部 “自作”する少年共同体(科学雑誌から生まれた工作趣味、鉄道趣味―戦前/戦中/戦後の「子供の科学」の内容分析から;工作記事は少年たちに何を語ってきたのか―戦前・戦中の「発明」に見る実用主義の精神;動員される子供の科学―戦時下の工作と兵器;「科学」と「軍事」の呪縛―一九五〇年代の航空雑誌での模型工作の営み)
第3部 “手づくり”と“自作”の境界を揺さぶる趣味の実践(日曜大工の社会史―男性の手作り趣味と家庭主義;DIYとしての自主放送―初期CATVの考古学;「社会化」する自作庭園鉄道―桜谷軽便鉄道のいま)

著者等紹介

神野由紀[ジンノユキ]
関東学院大学人間共生学部教授。専攻は近代日本のデザイン史、文化史

辻泉[ツジイズミ]
中央大学文学部教授。専攻はメディア論、文化社会学

飯田豊[イイダユタカ]
立命館大学産業社会学部准教授。専攻はメディア論、メディア技術史、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くさてる

16
女性と結び付けられる、手芸や人形、インテリアという趣味と、男性に割り当てられる、工作、模型、ミリタリー趣味などを通じて、男女の手作り趣味のジェンダーについての近現代史を紐解いた研究結果。個人的には、いわゆる「手芸」の時代による変化は日本女性を理解するためにも本当に面白いものだと思うので、そこについての大々的な調査と研究をもっと読みたくなりました。興味深い箇所がたくさんあります。2019/11/30

アメヲトコ

10
手芸やハンドメイドなどの女性の〈手づくり〉の世界と、模型工作などの男性の〈自作〉の世界。何かを作る趣味という点では共通するのになぜ互いに排他的な棲み分けが成立しているのか。その歴史的な構造を、児童向けの啓蒙雑誌記事を読み込むことで分析した共同研究です。その流れは単純ではなく、例えばDIYは本来ジェンダーレスな世界であったのがしだいに男性の領域に移行したとか、戦前・戦中は航空機や船舶の後塵を拝していた鉄道趣味が、戦後軍事色が排除されるなかで結果的に男性の第一の趣味として浮上したなどの指摘は興味深かったです。2019/07/29

飯田一史

1
「大正後期、少年雑誌メディアが作文から工作へと読者の関心を誘導した背景には、国家的な要請のもとで優秀な技術者を育成するという目的があったことは明白である。模型工作は実物を理解し再現する作業であり、その完成形に逸脱の余地はない。また、電気製品など科学技術を用いる工作で追求されるのは、機能的な部分をどのように創意工夫していくかという、徹底した機能主義である。少年たちは、生産効率を重視した産業化社会での役立つ人材となるべく、趣味の方向性を定められていったのである。」一五ページ2019/09/27

swingswimmer

0
「ものを作る趣味」を対象に、趣味のジェンダー化の歴史的過程を追い、同時にジェンダーを越境した例についても言及する書籍。『ジュニアそれいゆ』における「子どもでいること」の肯定・推奨や、歴史から切り離して事物をミニアチュール化する模型文化と「科学志向」の相性の良さなど、四方田犬彦『かわいい論』とリンクする点があり面白かった。他にも、CATV自主放送の歴史と現在のYouTuber等の自己発信のつながり、消費社会におけるプロシューマーの存在など、興味深い指摘が多く、他の書籍も読みながらひとつずつ考えていきたい。2020/06/07

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