出版社内容情報
人口減少社会のなかで女性の労働参加は不可欠であり、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっている。しかし、女性管理職の割合は低く、同時に、女性自身が管理職に就くことに消極的だとも指摘されている。
何がその障壁になっているのか――その要因を、男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い待遇面・役割面での差別、セクハラなど、具体的な事例や各種の統計から明らかにする。
男性・女性が平等に活躍できる場を作って公平な評価制度を確立する必要性を指摘して、性別や正規・非正規に基づく格差を解消し多様性を活かすために、新たなリーダーシップ像の確立を訴える。
内容説明
女性が管理職になれない/なりたがらない要因は何か―男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い差別などをインタビューや統計から明らかにして、公平な評価制度や新たなリーダーシップ像の確立を訴える。
目次
序章 女性と管理職をめぐる現状(ジェンダー・ステレオタイプ;評価者に存在するジェンダーバイアス ほか)
第1章 女性の昇進を阻む心理的・社会的要因(女性の昇進意欲に関する先行研究の知見;ステレオタイプ ほか)
第2章 女性管理職の声から考える―管理職志向の変化と職場重視モデル(管理職志向を職場重視モデルから考える必要性;新入社員の管理職志向 ほか)
第3章 性差を超えた新たなリーダーシップ構築を(関心の高さと現状の低さ;権力・権威志向ではない―進化心理学から ほか)
第4章 ダイバーシティ&インクルージョンの必要性とその課題(静かな革命とジェンダー革命;日本に起きている静かな革命 ほか)
著者等紹介
大沢真知子[オオサワマチコ]
1952年、東京都生まれ。日本女子大学人間社会学部教授、日本女子大学現代女性キャリア研究所所長。専攻は労働経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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