競輪文化―「働く者のスポーツ」の社会史

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競輪文化―「働く者のスポーツ」の社会史

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787234292
  • NDC分類 788.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「ケイリン」としてオリンピック種目にも採用されている日本発祥の自転車競技・競輪。



競輪は、戦後日本で公営ギャンブルとして誕生して、ファンの熱狂と度重なる廃止論のなか独特な発展を遂げてきた。選手とファンの関係、公的な運営組織と選手、競輪場と地域社会、競輪界とスポーツ界――さまざまな切り口から、当初からプロスポーツとして出発した競輪の戦後から現在までの歩みとドラマをたどる。



日韓対抗戦やガールズケイリンなど、近年の動向も踏まえながら、ファンでもあり研究者でもある著者が「働く者のスポーツ」=競輪の社会史を活写する。

内容説明

競輪は、戦後日本で公営ギャンブルとして誕生して、ファンの熱狂と度重なる廃止論のなか独特な発展を遂げてきた。選手とファンの関係、公的な運営組織と選手、競輪場と地域社会、競輪界とスポーツ界―さまざまな切り口から、プロスポーツとして出発した競輪の戦後から現在までの歩みとドラマを活写する。

目次

序章 文化としての競輪
第1章 自転車競技が公営ギャンブルになるまで
第2章 競輪の高度成長期
第3章 都市空間のなかの競輪場
第4章 競輪のスポーツ化
第5章 ギャンブルとスポーツの境界線上で―選手とファンは何を考えてきたのか
終章 競輪の「未来」―日韓対抗戦と女子競輪の復活

著者等紹介

古川岳志[フルカワタケシ]
1970年、兵庫県生まれ。大阪大学・関西大学・大阪商業大学など非常勤講師。専攻は文化社会学、スポーツ社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

6
2018年刊行。取手競輪場のある取手市図書館にて。本書の元になった著者の博論は「戦後日本社会と公営ギャンブル」(2002)、だが青弓社から社会学的な競輪史執筆のオファーがあったのは1998年▲東京ドームの前身は後楽園競輪場だが、昭和の競輪には「鉄火場」というイメージが強く、著者もトラック競技としてのケイリンや中野浩一というスターが出たあとの歴史についてどう扱うか迷ったそうである▲日本でアスリートという語が広まったのは80年代の世界陸上から。当初は陸上のみ。以前は「スポーツマン」2019/10/13

コウ

4
競輪に興味を持ち3カ月。本書で競輪の歴史に触れ、もっと奥深くまで知ってみたい、と思わずにはいられませんでした。スポーツとギャンブルのジレンマは感じるものの、筆者が本当に書きたかったのは「競輪道」と「あとがき」だったのでは…。競輪を知る秀逸の一冊だと思います。2021/01/06

タカ

2
競輪の成り立ちから、近年のガールズケイリンまで、読みやすく面白い。2020/07/23

沖縄電鉄社長

1
戦前の自転車史を踏まえながら、戦後様々な欲望のもとに産み出され、現在まで続いている競輪の歩みを、様々な視点から綴った一冊。ガールズケイリンとともに日韓定期戦を比較的大きく取り上げている。2018/03/08

towerofthesun

0
「…現役時代が短く、その成長物語に自分を重ね合わせやすく、個々人の「夢」を乗せて黙って走ってくれる馬たちに比べて、長期にわたり「仕事」として何レースも繰り返し走り続ける競輪選手は、大衆的な幻想を抱くには生々しすぎる存在だったのだろう。仰ぎ見る対象ではなく、自分たちと同じ「肉体労働者」として、あくまでも対等な人間として捉えながら、人間関係の物語である「競輪道」に引かれ続ける、そんな指向の人間だけが選手たちに何かを託せてきたのだ。」…日本より早くデンマークで賭事としての競輪が行われていたのは初めて知った。2022/08/30

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