• ポイントキャンペーン

ソーシャルメディア論―つながりを再設計する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787233912
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

内容説明

ありそうでなかった「ソーシャルメディア論」の教科書。「ネットは恐ろしい」で終わらせず、無責任な未来像を描くのでもなく、ソーシャルメディアを使いこなし、よりよい社会をつくっていくための15章。

目次

第1部 歴史を知る(歴史―ソーシャルメディア社会の誕生;技術―技術的に可能なオープンプライバシー社会とその功罪;法―ソーシャルメディア時代の制度はどうあるべきか)
第2部 現在を知る(ニュースメディア―「ネットニュース」は公共性を保てるか;広告―「ルール間の摩擦」が生む問題;政治―すれ違う政治と有権者、理想なきインターネット選挙の解禁;キャンペーン―ソーシャルメディア社会の透明な動員;都市―都市の自由を我々が維持するために;権利―つながりが生み出す侵害の連鎖;モノ―「あらゆるモノがつながる社会」のメリットとデメリット)
第3部 未来を考える(メディア―都市と地方をつなぎ直す;共同規制―ルールは誰が作るのか;システム―システムで新たなつながりを作る;教育―「発信者」としての大学生はどうあるべきか;人―「別の顔」を制度化する)

著者等紹介

藤代裕之[フジシロヒロユキ]
1973年、徳島県生まれ。ジャーナリスト、法政大学社会学部准教授。専攻はソーシャルメディア論、ジャーナリズム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

43
社会学講義の課題レポートの参考文献として。私が大学生の時には存在してなかったソーシャルメディア。当時メディアの扇動について興味があり、現代においてもその危惧は存在する。SNSやフェイクニュース、ビッグデータなど知らぬ間に誘導されている。どの章も事例を挙げつつわかりやすく説明されておりキャンペーンの章は参考になった。若い世代には当たり前かもしれないが中高年もメディアリテラシーが必要と痛切に感じる。2021/06/29

A

2
ソーシャルメディアは00年代に急速に発達し、ミドルメディアによってマスメディアともつながった。ソーシャルメディアに情報が蓄積され、オープンプライバシー社会が形成されている。さまざまなメリット・デメリットがあり、国や事業者による規制や利用者のリテラシーが必要になる。 ソーシャルメディアによって引っ越しても人間関係が継続されるという視点を新たに持った。つながりに関してもメリットとデメリットがある。2020/07/13

Yonowaaru

2
一応教科書とは言うものの、デジタルネイティブである自分からしたら少なからず世代格差を実感してしまう内容も散見される入門書。ソーシャルメディアは過去の縁を切りにくくしているのか、それとも時間を取られすぎて縁が勝手に切られてしまうのか、一概に言えないと思う。むしろ、教科書と言わずに、この分野を研究する研究者の論文を集めたもの、と言われる方が納得いく内容だが、それはそれで面白く、けっして卑下するつもりもない。新たな視点、新たな設計の試みがあってよい。それを批評する権利もまた、私は保有するつもりであるが。2020/03/25

Hirohito Kuno

1
ネット黎明期からの、あるある事象が整理されて読み進めやすかった。ステルスマーケティング、yahooニュースはアグリゲータ、AIDMA→AISASはなるほど。 特に、政治の章が興味深い。前回13年の参院選の変化点だったネット選挙を検証。これで投票率は上がるとの言説は空振りに。「理念なき解禁」結局、日本のネット選挙はポテンシャルを活かしきれていないのでは。デジタルゲリマンダ、FacebookのNF表示アルゴリズムを使って選挙を有利に、考察も面白い。2016/01/29

イトウちゃん。

1
( ..)φ 速報性ではない、情報そのものの価値。読者参加による価値上昇。つながりにくさが守る、地域の独自性。2016/01/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9785994
  • ご注意事項