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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるた
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再販制度と委託制度について、きちんと知りたいと思って読みましたが、大変助かりました。ここ20年くらいの出版産業の変遷がよくまとめられていて、「なんとなくはわかってるけど説明しろと言われると出てこない」私のような者にはとても為になりました。電子書籍の章は、既存の出版社・取次・書店にとって、生き残りどころか勝機と捉える可能性もありそうで安心しました。ただし本書は概説って感じなので、個別のケースについて詳しくは別の資料をあたるべしです。今後を考えるためには、これまでの流れを掴んでおかないとですね〜。2015/01/04
スマ
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非常にためになる本なんですがいろいろかき集めてるので内容がけっこうかぶってるのと発表年が行ったり来たり…、時系列順にまとめてほしいかも2015/03/25
hyperbookcom
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出版不況の原因はデジタルネットワークの普及により雑誌販売が激減したためだとし、その対策として本の販売ルートの改革や電子書籍の普及について述べています。2014/08/29
Yonowaaru
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業界紙の記者である著者が見てきた出版業界の25年間の変化。主な話題はアメリカやドイツの動きや、遅々として動く電子出版で、この後の方が今となればなぜここまで盛り上がったのだろうってなる。ただ、これはこれで時代の記録。TIBFの変化や「本の学校」の動き、最後に行きつく「コミュニテイー」ってどうなったのか。論じるというよりは、業界内のことを割とママに報告する日本のよくある新聞だが、一つの見方ではある。もうちょい批判的なこと、小さい動きを書いてもよかったんじゃないかな。2021/09/11